Apex Legendsでゲームパッドを使用されているプロや有名ストリーマーがこぞって使用されている感度設定「4-3リニア」
TSMのリーダー「インペリアル・ハル」さんや、有名配信者の「Cheeky」さんが使用されている感度設定のためご存知の方も多いと思います。設定内容は下表のとおりです。
この設定項目の中に視点操作デッドゾーンを「なし」という項目がありますが、視点操作デッドゾーンを「なし」にした途端、視点が勝手に動いて驚かれた人も多いと思います。
そこで本記事では、なぜ一見使いにくいように感じる視点操作デッドゾーンを「なし」にする必要があるのかを解説したいと思います。
デッドゾーン「なし」が強い理由
強い理由①:スティックが最速で反応する
デッドゾーンとは、スティックが反応するまでの余裕しろのことです。
この設定数値が小さければ小さい程、スティックが敏感に反応するようになります。
デッドゾーンを「なし」にすることでスティックが反応するまでの余裕しろが文字どおり完全に無くなるため、スティックが最速で反応するようになります。
近接の撃ち合いで敵が複雑なキャラコン(キャラクターコントロール)をした際も、デッドゾーンを「なし」にしておくことで瞬時に切り返しができるため、練習次第で完璧な追いエイムが可能になります。
強い理由②:エイムアシストが効きやすくなる
Apex Legendsはパッドでプレイされているプレイヤーに対し、敵の幅左右1人分にエイムアシストが付与されます。
エイムアシストとは、親指だけでエイムコントロールする必要のあるパッドと、手首全体を使ってエイムコントロールのできるマウスとのデバイス差を埋めるための仕組みのことです。
オートエイム(自動照準)を1.0とした場合に、PC版のApexでは0.3、PS4・5やXbox版のApexでは0.6のエイムアシストが付与されます。
このエイムアシストによって敵にエイムを合わせた際に「引っかかり」や「吸い付き」が発生するため当てやすくなります。
デッドゾーンを「なし」にすることで、より「吸い付き」や「引っ掛かり」を感じやすくなり、極論をいうと自動で少しだけ相手に追尾するレベルの強いアシストがかかります。
デッドゾーン「なし」の注意点
次にデッドゾーンを「なし」にする場合の注意点を解説します。
注意点①:ほぼ確実にスティックドリフト現象が発生する
デッドゾーンの目的はスティックドリフト現象の抑制のため、これをオフにすると多かれ少なかれスティックドリフト現象が発生します。
パッドを使用されているプロや有名ストリーマーのライブ配信をよく観てみると解ると思いますが、ドリフト現象を制御しながらプレイされている方が殆どです。
勝手に動く視点を制御しながらのプレイになるため、ある程度の慣れが必要になることには留意しましょう。
注意点②:パッド側の設定も確認すること
実はパッド側で内部的にデッドゾーンが設定されている場合があります。(内部デッドゾーンやデジタルデッドゾーンと呼ばれます)
ゲーム側でデッドゾーンを「なし」にしてもパッド側で設定されていると、デッドゾーンなしの恩恵を受けることができません。
パッド側のデッドゾーンが設定されていないか、ご使用のパッドのマニュアル等で必ず確認するようにしましょう。
特に「ゲーム側でデッドゾーンを「なし」にしたのに少しもドリフト現象が発生しない」という場合にはデジタルデッドゾーンの可能性を疑いましょう。
まとめ
以上。本記事ではApex Legendsでデッドゾーンを「なし」にするメリットを解説しました。
本記事のまとめは以下のとおりです。
デッドゾーン「なし」が強い理由
- 強い理由①:スティックが最速で反応する
- 強い理由②:エイムアシストが効きやすくなる
デッドゾーン「なし」の注意点
- 注意点①:ほぼ確実にスティックドリフト現象が発生する
- 注意点②:パッド側の設定も確認すること
本記事の内容が少しでも参考になりましたら幸いです。