筆者は在宅ワークを基本としており、本業中に個人的な調べものをしたりラジオやBGMを再生するために個人のメインPCを使用していたのですが、メインPCがゲーミングPCのため用途に対して過大スペックになることと消費電力が少し気になっていました。
そこで、以下の1万円台のミニPCをサブPCとして購入しました。暫く使用したため、今回はこのNiPoGiのミニPCについてレビューしたいと思います。
結論からいうと、動画再生やネットサーフィン、簡単な作業なら十分に使用できるスペックとコンパクトなデザイン、高い静音性と省エネさ、しかもちゃんとWindows11搭載という、とても1万円台とは思えないマシンで、非常に満足のいく買い物でした。
スペック・仕様
スペック・仕様を下表に整理しました。最初から無線LANやBluetoothが組み込まれているのも良いですね。
メーカー | NiPoGi |
---|---|
シリーズ | n95 ミニpc |
製品サイズ | 12.8 x 12.8 x 5.2 cm; 780 g |
商品モデル番号 | intel n95 |
カラー | ブラック |
フォームファクタ | スモールフォームファクター |
商品の寸法 幅 × 高さ | 12.8 x 12.8 x 5.2 cm |
解像度 | 3840 x 2160 Pixels |
CPUブランド | Intel |
CPUタイプ | N95 |
CPU速度 | 3.4 GHz |
プリントプロセッサ・ソケット | BGA1264 |
RAM容量 | 8 GB |
メモリタイプ | DDR4 SDRAM |
最大メモリ容量 | 16 GB |
HDD容量 | 256 GB |
ハードディスク種類 | SSD |
HDDインターフェース | PCIE x 4 |
ワイヤレスタイプ | 5 GHz無線周波数, 2.4 GHz無線周波数 |
USB2.0用ポート数 | 2 |
USB3.0用ポート数 | 2 |
HDMIポート数 | 2 |
電源 | DC電源 |
ハードウェアプラットフォーム | PC, Windows |
OS | Win11, Windows |
商品の重量 | 780 g |
良い点・気になる点
良い点
省電力かつ静音性が高い
消費電力は公称されていませんが、DC12V給電とCPUの性能から10~20W程度と想定できます。非常に低電力ですね。しかも静音性が高いため高負荷時でもファンの音は殆ど聞こえません。
動画を観たり音楽を聴いたりする時にこの静音性は非常にありがたいです。また常時起動するマシンで省エネなのもありがたいですね。
サブPCやサーバー用途では十分な性能
CPUにインテルのlder Lake-N95(3.40GHz)、メモリは8GB、ストレージは256GBのM.2 SSDを搭載しており通常使用で十分な性能を持っています。ネットサーフィンや簡単な事務仕事程度であればストレスを感じることなく十分にこなすことが出来ます。
ファイルサーバーや開発環境としてのWebサーバーとして使用する場合も十分すぎるスペックを持っています。
ちゃんとWindows11搭載
この価格帯のミニPCはOS非搭載のベアボーンPCや、搭載しているOSがUbuntuなどのLinuxベースのものが搭載されている場合が多いのですが、ちゃんとWindowsが搭載されています。
OSを購入するのと同程度の価格でPC本体まで手に入ると考えるとすごい価格設定ですね。
軽量でコンパクト
PCとしては非常にコンパクトかつ軽量です。例えるならお弁当箱のようなサイズ感です。
VESAマウントにも対応しているため、モニター背面に設置することも可能です。デスク上を圧迫しないのが非常に良いです。
4K出力に対応
グラボに内蔵のビデオカードは4K出力に対応しています。ディスプレイが対応していれば4K画質で動画試聴などができます。
気になる点
4Kでサクサク動作は期待できない
内蔵グラフィックボードの性能は高くないため、4Kで作業等をしようとするとさすがにサクサク動かすことは厳しくなります。動画試聴時のみ4Kにして、作業などをする際はフルHDにしておくのが良いと思います。
まとめ
以上、今回はNiPoGiのミニPCについて紹介しました。
動画再生やネットサーフィン、簡単な作業なら十分に使用できるスペックとコンパクトなデザイン、高い静音性と省エネさ、しかもちゃんとWindows11搭載という、とても1万円台とは思えないマシンで、非常に満足のいく買い物でした。気になった方は是非詳細をチェックしてみて下さい。