今回は完全ワイヤレスイヤホン「ROSESELSA i5」をご提供頂きましたのでレビューしたいと思います。
価格は8,000~9,000円程度と、エントリークラスからミドルクラスの間の価格帯のTWSです。

本製品のポイントは以下のとおりです。
- LDACに対応
- 48dbのノイズキャンセリング性能
- 単独10時間、ケース込50時間のバッテリー性能
- IPX5の防水性能
- 54msの低遅延性能(ゲーミングモード時)
私が特に目を引いたのは54msの低遅延性能です。
人の耳が遅延を感じないのは40ms以下と言われているため若干の音ズレは感じるかもしれませんが、特別なトランスミッターなしでこれだけの遅延性能ならカジュアルなゲームなら楽しめそう。
本記事ではカタログスペックが実際にどうなのかの検証もしていこうと思います。
もしよろしければ是非、最後までお読み下さい。

スペック・仕様
スペック・仕様の概要を下表に整理しました。
ドライバー | 1DD(12mm) |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
周波数帯域 | 14~23,600Hz |
対応コーデック | LDAC / AAC / mSBC / SBC |
インピーダンス | 32Ω |
出力 | 15mW |
連続再生時間 | 10時間(イヤホン単体)50時間(ケース込) |
充電時間 | 1時間 ※10分の充電で12時間再生の急速充電対応 |
マルチポイント | ◯(2台) |
ノイズキャンセリング・外音取り込み | ◯ |
専用アプリ | ◯ |
スペックを見る限り、完全ワイヤレスイヤホンに求められるスペックは網羅している印象です。
良かった点・気になった点
それでは実際に使用して良かった点・気になった点を紹介します。
良かった点
良かった点は以下のとおりです。
- クリアな音質
- スペックどおりの低遅延性能
- 高級感のあるケース
以降にそれぞれの詳細を説明します。
クリアな音質
音質はとてもクリアです。また音場も広く定位も良いです。
音域特性はフラット気味の弱ドンシャリといった感じで、音楽を心地よく聴くことができます。
スペックどおりの低遅延性能
遅延性能をオーディオテスターで確認しました。
結果、遅延は通常モードで180ms前後、ゲーミングモードで50ms前後でした。スペックどおりです。

人間が遅延を感じないには40ms以下にする必要があるため、全く遅延を感じないわけではありません。
FPSゲームや音ゲーをプレイするには少し厳しいですが、RPGゲームなどをプレイするには充分な性能です。
特別なトランスミッターなしでゲームを楽しめるのは良いですね。

高級感のあるケース
ケースは金属製で高級感があります。
底面がフラットでデスク上に安定して置けるのはポイントが高いですね。

気になった点
次に、気になった点を紹介します。
- イコライザーの説明がない
- イヤーピースにメンソール系の薬品が付着
- 無線充電非対応
それぞれの詳細を以降に述べます。
イコライザーの説明がない
イコライザーはアプリから「POP」「HiFi」「ROCK」「LIGHT」の4つから選択できますが、説明がないため、それぞれがどのようなチューニングがされているかが全く解りません。
アプリのユーザーインターフェースの解りにくさや日本語翻訳の甘さも目立つため、詰めの甘さというか、ユーザーの視点になりきれてない感じが少し気になりますね。
イヤーピースにメンソール系の薬品が付着
私の個体だけかもしれませんがイヤーピースにメンソールのような薬品が付着しており、装着時と装着後に耳がスースーします。
人によってはかぶれる可能性もあるため、気になる方はイヤーピースを別途用意したほうが良いでしょう。
無線充電非対応
無線充電には非対応のようです。充電端子がケースの底にあるのも絶妙に使いづらい。。
アプリについてもですが、全体的にユーザーインターフェース設計の甘さが目立つのが少し気になりました。

Rose Technics i5をおすすめしたい人
私が個人的に本イヤホンをおすすめして問題ないと思う人はカジュアルスマホゲーマー一択です。
音質ももちろん良いのですが、9,000円前後という価格を踏まえると音質だけではライバル製品と比較して決定的な優位性はありません。
本製品の強みは、高音質かつ特別なトランスミッターを準備せずとも54msという低遅延性能を発揮できることです。
よって、スマホで原神や鳴潮等をプレイされているカジュアルゲーマーにおすすめすることができます。

まとめ
以上。本記事では完全ワイヤレスイヤホン「ROSESELSA EARFREE i5」を紹介しました。
高音質かつ低遅延なためカジュアルゲーマーにはおすすめできる一方、UI設計の甘さが少し目立つのが少し惜しいと感じました。
9,000円程度と決して安くないため、この辺りは改善が必要かと思います。
私は個人的に好きな音質のため、スマホゲームプレイ時に使用していこうと考えています。
以下に公式商品ページへのリンクを掲載しておりますので、気になった方は是非詳細をチェックしてみてください。

本記事の内容が参考になりましたら嬉しいです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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