さて今回は、Fosi Audio初のIEM(インイヤーモニター)IM4をFosi Audio様よりご提供頂きましたので紹介したいと思います。

Fosi Audioとは?
Fosi Audio は中国の深センに本社を置くオーディオメーカーで「優れたサウンドをもっと手軽に」を理念とするオーディオブランドです。
最先端の技術とユーザー視点を融合させ、世界中のオーディオファンに向けて「コストパフォーマンスに優れた高音質機器」を提供しています。
特にDACやヘッドホンアンプの品質に定評があり、私もゲーミングアンプのK7を愛用しています。

IM4のスペック・仕様
次に、IM4のスペックの概要を下表に整理しました。
| ハウジング素材 | 6063 CNCアルミニウム合金 |
|---|---|
| ドライバー構造 | 10mm デュアルマグネット・デュアルチャンバー |
| 振動板材質 | PUベリリウムコーティング振動板 |
| 感度 | 109dB |
| インピーダンス | 21Ω |
| 再生周波数帯域 | 20Hz-20kHz |
| ケーブル | 4芯・392本 5N無酸素銅 銀メッキ |
| コネクター | 2-Pin 0.78 |
| オーディオ端子 | 3.5mm 金メッキプラグ |
| 片耳重量 | 7g±0.5g |
| 重量(ケーブル含む) | 38g±1g |
ハウジング素材の6063のアルミニウム合金は装飾品によく使われるアルミニウム合金です。
耐食性が高く汗に溶けにくいため、金属アレルギーを起こしにくいというメリットがあります。
インピーダンスは21Ωと少し高めですが、スマホ直挿しでも十分音量はとれます。
ただし綺麗に鳴らしきるにはDACやDAPに接続したほうが良いでしょう。

IM4を実際に使用して良かった点・気になった点
それでは実際にIM4を使用して良かった点・気になった点を紹介します。
良かった点
まず最初に良かった点を紹介します。
バランスの良い美音系サウンド
まずは音質についてです。
音質は低域から高域にかけてバランスが良く、分離感もしっかりあります。
特に高域がきらびやかで、一音一音が輝いています。少し強めの高域もオープンバックのためかヌケが良く、不快に感じることがありません。
初めてのIEMでよくここまでチューニングできたと関心しました。
カスタマイズ性の高さ
次に、カスタマイズ製の高さです。
純正のイヤーピースに「Balanced」「Bass」「DeepBass」の3種類(×3サイズ)が付属しています。
それぞれシリコンの形状や厚み、硬度が異なり、イヤーピースによる音響特性の違いを調整することができます。

さらに、ノズルの素材をアルミニウム合金と真鍮の2種類から選択することができます。
個人的には真鍮製のクリアな音響特性が好みです。


高いビルドクオリティ
次に、ビルドクオリティの高さについてです。
非常にハウジングの仕上がりが滑らかで耳に馴染みます。
ケバや色ムラなども全く高級感があるため所有欲を満足させてくれます。

気になった点
最後に、気になった点を紹介します。
FPSゲームや制作用途には向かないかも
音質がきらびやで余韻があり、いい意味で原音に忠実ではありません。
したがって、FPSゲームの足音を聞く用途や動画・音楽制作のモニター用途などのシビアな利用には適していないと思います。
あくまで音楽鑑賞用のイヤホンとして使用して頂くのが良いでしょう。

まとめ
以上。今回は、Fosi Audio初のIEM(インイヤーモニター)IM4を紹介しました。
IM4は現在MAKUAKEにてクラファン中で、支援することで定価の30%OFFで購入できるようです。
1万円台で本格的なリスニングイヤホンが欲しいと考えている方にとっては良い候補になると思いますので、よければ是非詳細をチェックしてみて下さい。


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