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【レビュー】Fosi Audio ZH3|デスクトップを包括するDACアンプ

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さて今回は、デスクトップ用の据え置きDACアンプ「ZH3」をFosi Audio様よりご提供頂きましたので紹介したいと思います。

目次

Fosi Audioとは?

Fosi Audio は中国の深センに本社を置くオーディオメーカーで「優れたサウンドをもっと手軽に」を理念とするオーディオブランドです。

最先端の技術とユーザー視点を融合させ、世界中のオーディオファンに向けて「コストパフォーマンスに優れた高音質機器」を提供しています。

特にDACやヘッドホンアンプの品質に定評があり、私もゲーミングアンプのK7を愛用しています。

ZH3のスペック・仕様

ZH3のスペック・仕様の概要を下表に整理しました。

チップセットXMOS XU316+AKM4493SEQ+ OPA1612 x 4 
入力同軸、光、USB、RCA
出力4.4mm、6.35mm、RCA、XLR
ヘッドホンインピーダンス 16-300Ω
最大サンプリングレート USB:PCM 32ビット/768kHz、DSD512 
オプト、同軸:PCM 24ビット/192kHz
電源入力DC 12V
最大出力2570mW x 2(32Ω/THD+N<1%)
640mW x 2(32Ω/THD+N<1%)
SN比4.4mm:≥ 119 dB
6.35mm:≥ 121 dB
ダイナミックレンジ  4.4mm:≥ 119 dB
6.35mm:≥ 121 dB
THD4.4mm≤ 0.00018%
6.35mm:≤ 0.00018%
ノイズフロア 4.4mm≤ 4.9μV
6.35mm:≤ 1.9μV

16Ωから300Ωまでの幅広いインピーダンスに対応しており、ゲインも3段階に切り替えることができるため、あらゆるイヤホン・ヘッドホンを鳴らしきることができます。

さらに出力にXLR端子を搭載しているため、本格的なモニター・スピーカーなどもバランス接続することができます。

入力端子が豊富なのも良いですね。

ZH3を実際に使用して良かった点、気になった点

それでは実際にZH3を使用して良かった点、気になった点を紹介します。

良かった点

まずは良かった点です。

音質特性とパワー

まずは音質特性とパワーです。

音質特性は非常にクリアで解像度も高く、かなり素直に出力してくれます。音の圧みも良いですね。

セルフパワー駆動のためPCの電力を損なうこともなく、動作も安定しています。

インピーダンスは16Ω~300Ωまで幅広く対応しているため、あらゆるイヤホンやヘッドホンを綺麗に鳴らしきることができます。

もしイヤホンやヘッドホンをPCに直接繋いでいる人がおられたら、音質の変化に驚かれると思います。

あらゆるイヤホン・ヘッドホンの潜在能力を引き出してくれるアンプといった印象ですね。

デスクトップ環境を包括する機能

次に、機能面についてです。

入出力端子が豊富なため、イヤホン・ヘッドホンだけでなくスピーカーも接続することができます。

これ1台でデスクトップ環境を包括することのできる万能さがとても良いと思いました。

他のZシリーズとの連携可能

次に、連携性能についてです。

他のZシリーズとスタック構造にすることで連携することが可能になります。

例えばZD3を追加することでBluetoothやHDMI入力に対応させることができたり、ZA3を追加することでパッシブスピーカーを鳴らす高出力に対応させることもできます。

機材を追加することでホームオーディオ用のアンプとしても扱えるようになる拡張性がとても良いですね。

さらに電源を共有することができるため、1回の動作で全ての電源のON・OFFをすることができます。

バイパスモード搭載

次に、バイパスモードについてです。

トーンコントロールが回路に組み込まれていると、トーンの操作をしなくても少なからず高域成分や出力が減衰されます。

しかし本機は回路上トーンコントロールを介さないパッシブモードを搭載しており、音質の劣化を極限まで抑えた出力を可能にしています。

イコライザーを好まないユーザーにとっては非常にありがたい機能ですね。

リモコン付き

次に、操作性についてです。

デスクトップDACには珍しく、リモコンが付いています。

したがって、アンプを手の届きにくい位置に置いても遠隔で操作することが可能です。

細かい部分ではありますが、リモコンがあることによってデスクトップレイアウトの自由度や快適性がかなり高くなると感じました。

気になった点

次に、気になった点を紹介します。

本体の操作性は良くない

まずは本体の操作性についてです。

操作はノブ回転させたり押し込んだりして行うのですが、正直直感的ではないため操作性については微妙に感じました。

したがって、操作はリモコンで行うのが良いでしょう。

スピーカー出力の音量が固定

背面のRCAやXLRの出力が固定のため、スピーカー側で音量調整を行う必要があります。

しかし一般的なモニタースピーカーは背面にボリュームノブがあることが多く、プリアンプ側で音量調整をするものが多いため、スピーカーによっては音量調整が非常にやりにくいという問題に直面する場合もあると思います。

せっかくリモコンもついているので、スピーカー出力の音量調整もできるようにしたほうが汎用性が良いと思いました。

正直、かなり惜しいと感じる部分ではあります。

まとめ

以上。今回はFosi Audio様よりご提供頂いたデスクトップ用の据え置きDACアンプ「ZH3」を紹介しました。

気になる点はあるものの、音質やパワーについては申し分ない出来であると感じました。

特に、イヤホンやヘッドホンをスマホやPCに直挿ししている人がこの商品を使うと世界が変わると思います。

以下に商品リンクを掲載しておりますので、さらなる詳細が気になった方は是非チェックしてみてください。

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