「イヤホンが欲しいけど、有線と無線どっちが良いの?」
「ゲームでワイヤレスイヤホンって使えるの?」
「ワイヤレスイヤホンはやっぱり音質は悪いの?」
イヤホンを購入を検討している人で有線か無線かで迷っている人は多いと思います。
今回は数多くの有線と無線を使ってきた筆者が結局の所どっちが良いかを解説したいと思います。
いきなり結論から申し上げると、「とにかくワイヤレスイヤホンが優先、こだわる理由があれば有線も買う」のが良いと考えています。
そう考える理由について、以降で比較も踏まえながら解説します。
比較と考察
比較
有線と無線の比較を下表に整理しました。下表を元に以降それぞれについて考察します。
有線 | 無線 | |
音質 | ◎ | ◯ |
低遅延 | ◎ | △ |
寿命 | 原則なし | 2年程度 |
通話 | △ | ◯ |
リケーブル | ◯※1 | × |
アンプ交換 | ◯ | × |
携帯性 | △ | ◎ |
ノイズキャンセリング | ◯ | ◎※2 |
外音取り込み | × | ◯ |
※2)ANC搭載機種の場合
考察
【無線】手軽で全ての機能が詰まっているのが無線
1台購入すれば音楽鑑賞、動画視聴、音声通話、機種にもよりますがノイズキャンセリングやアンビエント(外音取り込み)まで、何でもマルチにこなす万能機です。
弱点は多かれ少なかれ必ず遅延が発生するためゲームなどのシビアな用途には向かないことと、バッテリーの劣化により大体2年程度のスパンで買い替えが必要になることです。
【有線】カスタマイズ性・低遅延性なら有線
有線イヤホンはケーブル交換やアンプの変更など、非常にカスタマイズ性が高いです。「この機能に特化する!」と決めたらとことんカスタマイズで特化できるのが有線イヤホンの強みです。
また、遅延が発生しないためFPSや音ゲー、格闘ゲームなどのようなタイミングにシビアなゲームにも使用することが出来ます。
断線してもリケーブルしたり、バッテリーの劣化問題がないため長く愛用できるのも有線の強みです。ただし、通話にはマイク付きケーブルが必要だったり外音取り込みが出来ないなど、万能性は無線イヤホンに劣ります。
有線・無線のおすすめのイヤホン3選
有線イヤホン
SHURE SE215 SPE
米国のプロ用オーディオメーカー「SHURE」の開発・販売しているイヤホンです。ゲーミング界隈でも人気のためご存知の方も多いのではないでしょうか?
販売から10年以上経っても愛され続ける名器です。
SENNHEISER IE 100 PRO
ドイツの老舗オーディオブランド「SENNHEISER」の開発・販売しているイヤホンです。前作のIE 40 PROの後継機で、前作同様ゲーミング界隈でも人気のモデルです。
プロ用のモニターイヤホンのため、音楽制作や動画制作の用途でも力を発揮します。
final E3000 C
日本のオーディオブランド「final」が販売するイヤホンです。手頃な価格ながら本格的なサウンドでE2000に並んでfinalの人気を決定づけたモデルです。
こちらは無印版のE3000と違い、ケーブルにコントローラーとマイクが搭載されています。
無線イヤホン
Technics EAH-AZ80
Panasonicの展開する高級オーディオブランド「Technics」製のワイヤレスイヤホンです。
音質が非常に良く、音質面で有線イヤホンと比較しても全く遜色ありません。また、3台のマルチポイント接続にも対応しているためビジネスシーンでも活躍できる非常に万能な一台です。
BOSE Quiet Comfort Ultra Earbuds
BOSEらしい質が高く心地よい低音と、強烈なアクティブノイズキャンセリング機能が特徴のイヤホンです。
アクティブノイズキャンセリング自体がBOSEの特許技術であり、他のイヤホンと比較しても圧倒的な消音能力には本当にびっくりします。
通勤時間を静かに過ごしたいという人にもおすすめできます。
Anker Soundcore Liberty 4 NC
手頃な価格ながら本格的な品質の商品を多数販売している「Anker」製のイヤホンです。
こちらも1万円台と完全ワイヤレスイヤホンとしては安価でありながらマルチポイント接続やアクティブノイズキャンセリングなどが搭載されており、コストパフォーマンスに優れた1台です。
まとめ
以上、今回は有線イヤホンと無線イヤホンについて比較しました。
これは筆者の考えですが、無線イヤホンはとにかく万能なものを1台持っておいて、有線イヤホンは永く使うこだわりのものをもっておくことが一番幸せな購入方法だと考えています。