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【ポータブルオーディオの5大要素】解説|理想の音を構築するために意識するポイント

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「ポータブルオーディオ初心者だけど、好みの音質に近づけるためには何をすればいいの?」

ポータブルオーディオには様々な製品があるため、何を改善すればどこが変わるのかが非常に解りにくいですよね?しかも非常に高価な製品もあるため、できれば買い物の失敗をしたくない人も多いと思います。

ポータブルオーディオを構成する要素を分解すると、

「①音源」「②DAC」「③アンプ」「④ケーブル」、「⑤イヤホン、ヘッドホン」

の5要素に分けることができます。完全ワイヤレスイヤホンやDAPのように1つの製品で複数の要素を兼ねている製品もありますが、どれも細かく分割すれば必ず上記の5要素で説明することができます。

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結論から申し上げると、オーディオ環境を構築する上でこの5要素の性能のバランスを取ることが非常に重要です。1要素だけに特化しても他の要素がボトルネックになれば大きな効果は得られません。

今回はポータブルオーディオを構築する5要素について解説します。

もしよろしければ、是非最後までご覧下さい。

目次

ポータブルオーディオの5大要素

ポータブルオーディオの5大要素
  • 音源
  • DAC
  • アンプ
  • ケーブル
  • イヤホン、ヘッドホン

音源:サンプリングレート・量子化ビット数・コーデック

まず、音源そのものの品質です。現代はデジタル音源が殆どですよね。デジタル音源の品質はサンプリング周波数と量子化ビット数で表現されます。

サンプリングレートとは1秒間に何回データを取得するかの指標で、サンプリング周波数が大きいほど音の波形が滑らかになります。単位はHzで表現されます。

量子化ビット数とは1サンプルの持つ情報量のことで、量子化ビット数が大きいほど音の情報量が増します。単位はbitで表現されます。

ちなみに音楽CDの場合はサンプリング周波数44.1kHz、量子化ビット数16bitで、44.1kHz/16bitと表現されます。

液晶モニターで例えるなら、サンプリングレート=リフレッシュレート、量子化ビット数=解像度と考えると理解しやすいと思います。

CD音源のサンプリングレートや量子化ビット数を超える音源が、いわゆる「ハイレゾ音源」と呼ばれる音源で、代表的なものだと96kHz/24bitの音源などがあります。

なお、Bluetoothを使用した場合、いくら元の音源が良くてもコーデックによっては不可逆的に圧縮されてしまうため、コーデックが対応しているサンプリングレートや量子化ビット数を確認するようにしましょう。

DAC:デジタル情報をアナログ情報に変換

DACとは(Digital to Analog Converter)の略で、デジタル信号をアナログ信号に変換する装置のことです。

仮にデジタルからアナログに変換する処理が煩雑で、ここでノイズ等が混入したり情報が大きく欠落すると、その後でいくら頑張ってもリカバリが効かないため、とても重要な要素です。

DACチップに「ESS製」、「AK製」、「ROHM製」の記載がある場合、基本的に高品位なDACチップを使用していると思って頂いて大丈夫です

もし余裕があれば、どの製品がどのDACチップを使用しているかを品番までしっかり確認してDACチップに関する見識をつけると楽しいです。

ちなみに完全ワイヤレスイヤホンは筐体サイズに余裕がないためBluetoothチップに標準搭載されているDACを使用していることが殆どですが、高品位なDACチップをBluetoothチップとは別に搭載している商品もあります。FiiOのFW3などがその代表例です。

アンプ:アナログ信号の増幅

アンプはアナログ信号を増幅させるための装置で、DACでアナログに変換された信号をアンプによって増幅させます。

インピーダンスの低いイヤホンなどではアンプ品質の恩恵を感じることは少ないですが、鳴らしにくいヘッドホンなどはアンプの出力や品質によって音質が大きく変化するため、特にヘッドホンユーザーはアンプ品質についても意識するようにしましょう。なお、イヤホンの場合はDACに搭載されているプリアンプだけで十分な音量をとれる場合が多いです。

ケーブル:アナログ信号の伝送

アンプで増幅されたアナログ信号はケーブルを通ってイヤホンやヘッドホンに届けられます。ケーブルの材質や純度によって電気伝導率が異なります。また芯材が太いとノイズを受けにくくなりますが表皮効果という現象で高域が減衰します。

折角アンプ出力まで音の純度を保っていてもケーブルによって劣化やノイズが発生したら残念なので、ケーブルの品質にもこだわるようにしましょう。

なお、筆者の意見になりますが、ケーブルは変化量に対して高価なものが多いため、他の環境を固めてから最後にケーブルにこだわるのが良いと考えています。

イヤホン、ヘッドホン:アナログ信号から音を出力

最後にイヤホンやヘッドホンです。上記で届けられたアナログ信号を音に変換して実際に耳に届けます。

耳に一番近く、一番音の変化を感じやすい要素です。根本的な音の方向性はイヤホンやヘッドホンでほぼ確定します。

ドライバの構成や口径が同じでも、メーカーのチューニングやビルドクオリティによってかなり違いがあるため、必ず試聴を繰り返して決めて頂きたい要素です。

筆者としては、一番最初にイヤホンやヘッドホンを決めてから、「このイヤホン・ヘッドホンを綺麗に鳴らすには。。」といった感じでその他の機材を選定していくのが良いと考えています。

まとめ

以上、今回はポータブルオーディオを構成する5要素について解説しました。

冒頭でも述べたように、5つのバランスが重要です。

オーディオは音源からイヤホンやヘッドホンに到達するまでが1つの流れになっているため、一部の要素が突出していても、その他の要素がボトルネックになれば全体が台無しになる可能性が高いためです。

この5要素のバランスを意識しながらご自身のオーディオ環境を構築すれば、最短で理想の環境に近づくことができると筆者は考えています。

本記事の内容が少しでも参考になりましたら幸いです。

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この記事を書いた人

ポタオデとコーヒーとちいかわとサウナと大喜利とゲーム実況とAPEXが好き。X(旧Twitter)でも毎日つぶやいているので、是非遊びにいらして下さい!!

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