完全ワイヤレスイヤホンの中でもハイエンドクラスの「Technics EAH-AZ80」と「Jabra Elite10」のどちらを購入しようか悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
イヤホン等のオーディオ機器はスペックだけでは解らないことが多く、実際に試聴しても音質やつけ心地程度しか解らないため、買ってから暫くして後悔するかも。。と考えてしまい、高い買い物をするのは不安ですよね。
そこで両者を愛用している筆者が実際に使用しないと見えない部分も含めて両者を比較します。
結論から言うとオーディオ機器として優れているのは「Technics EAH-AZ80」。ガジェットや仕事道具として優れているのは「Jabra Elite10」です。
その結論に至った理由も含めて本記事で解説しますので、もし興味があれば最後までご覧ください。
スペックの比較
スペックの比較表を以下に示します。防水性能以外にスペック上の大きな差はありませんね。
Technics EAH-AZ80 | Jabra Elite10 | |
ドライバー構成 | 1DD(10mm) | 1DD(10mm) |
防水防塵等級(本体) | IPX4 | IP57 |
連続再生時間 | 最大7時間 | 最大8時間 |
ANC | ◯ | ◯ |
重量 | 7g(片側) | 5.7g(片側) |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC | SBC、AAC (LEオーディオに対応予定) |
マルチポイント | ◯(3台) | ◯(2台) |
Bluetoothバージョン | 5.3 | 5.3 |
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実際に使用した結果
それでは、両者を愛用している筆者がそれぞれを比較して優れている部分を紹介します。
EAH-AZ80の優れている所
音質
「ワイヤレスでも、音質をあきらめない」のキャッチコピーの通り、音質は驚く程良いです。
音質は好みだから、、という意見もありますが、これに関してはワイヤレスイヤホンの中では少し次元が違う印象で、普段は有線イヤホンを持ち歩いていた筆者がAZ80に乗り換えた程度のインパクトがありました。
逆に言うと、Elite10と比較して優れている点は音質のみで、折角の3台のマルチポイントもマイク品質が微妙なためあまり使い物になりません。
よってガジェットとしてよりもオーディオ機器としての品質が高いです。
Jabra Elite10の優れている所
マイク性能
Jabraは業務用ヘッドセットの品質に定評のあるブランドで、全製品に共通してマイク性能が非常に高いです。Web会議などで「何のマイク使ってるの?」と聞かれるくらいマイク性能が高く、TWSにも関わらず本格的なヘッドセットの代用としても使用できるくらいのマイク品質の高さを誇っています。
防水性能
防水防塵等級がIP57とハイエンドイヤホンの中ではダントツに高く、本体は一定深度と時間内であれば水没まで許容できる性能を持っています。
お風呂で安心して使用できるのも良いですよね。
ノイズキャンセリング性能
セミオープン型にも関わらずノイズキャンセリングがしっかり効きます。もちろんBOSEやSONY製品と比較するとそこまでの強力さはありませんが、気圧が変わったような圧迫感も少なく、非常に自然なノイズキャンセリングが働きます。
対するEAH-AZ80は業界トップクラスのノイキャンを謳っていますが、そこまでノイキャン性能は高くありません。
まとめ
以上。本記事では完全ワイヤレスイヤホンのハイエンドモデル「Technics EAH-AZ80」と「Jabra Elite10」を比較しました。
冒頭でも述べたように、オーディオ機器として優れているのは「Technics EAH-AZ80」。ガジェットや仕事道具として優れているのは「Jabra Elite10」です。
ちなみに、オーディオとしての良さもガジェットとしての良さも妥協の出来ない筆者は常に両者を持ち歩いています^^;
いずれこの2台を足したようなTWSが出てきて欲しいですね。
本記事の内容が皆様の有意義な意思決定やお買い物の手助けになりましたら幸いです。