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【イヤホンジャックの種類】解説|イヤホンジャックの種類と特性を一挙に解説

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「イヤホンジャックの種類によって音は変わるの?」

「バランス接続、アンバランス接続って何?」

「どのイヤホンジャックの音質が一番良いの?」

イヤホンやヘッドホンのプラグは沢山の種類があってどれを選んで良いか非常にわかりにくいですよね。

そこで本記事ではイヤホンジャックの種類について解説し、それぞれの特徴やメリットなどについて解説します。

沢山あるように見えて実は片手で数えられるだけの種類しかないため、もし良ければ最後までお読み頂けると幸いです。

目次

バランスとアンバランスで音は変わる

イヤホンジャックによる音質については「バランス接続」「アンバランス接続」の両者で違いがあります。

ただしアンバランス接続内の6.3mmと3.5mmで音質に違いはありません。同様にバランス接続もXLR、4.4mm、2.5mmでは音質には違いはありません。

ここで「バランス?」「アンバランス?」と思われた方も多いと思いますので、次にバランス接続とアンバランス接続について簡単に解説します。

アンバランス接続とバランス接続

オーディオ回路にはアンバランス接続とバランス接続があります。

アンバランス接続は最も普及している方式ですが、コストダウンのためアースを左右で共通化しています。対するバランス接続は左右で独立してアースを搭載しているため、コストはかかりますが音響特性についてはバランス接続のほうが有利です。

この説明では解りにくいと思いますので、バランス接続のメリットとデメリットを次で解説します。

バランス接続のメリット

クロストークの低減

左右のグラウンドが共通のアンバランス接続では左右の信号が相互干渉するクロストークという現象が起きてしまうことがあります。

対するバランス接続では左右で回路が完全に独立しているためクロストークが理論上発生しません。よって左右のステレオ感が増し、より定位感や立体感のある音の楽しめるようになります。

スルーレートの向上

バランス接続では左右それぞれホットとコールドの2系統がアンプに接続され、分担して信号の増幅を行うためバランス接続と比較してアンプの負担が軽くなります。

よってスルーレート(速度)が向上するため、音の立ち上がりなどのタイミングがより正確になり、音のキレとスピード感が増します。

バランス接続のデメリット

対応機種が必要

画像引用元:Amazon.co.jp

バランス出力に対応しているオーディオ機器はそれなりに普及してきましたが、本格オーディオ機器以外では基本的に使用できません

たとえばバランス出力端子を搭載しているスマートフォンは皆無です。アンバランスと比較して汎用性が低いことには留意が必要です。

微妙に規格が不統一

微妙に規格が不統一なため、メーカーの相性があります。試聴のためにアンプにプラグを刺したらプラグが削れたなどの不具合報告もよく見かけるため、あらかじめプラグとアンプのメーカー相互の相性を確認しておく必要があります。

各ジャックの解説

アンバランス接続用

6.3mm 標準ジャック

画像引用元:Amazon.co.jp

最も標準的なオーディオジャックです。イヤホンで用いられることは少ないですが、ヘッドホンでは標準でこのジャックを装備している物が多いですね。

ジャックの径が太く頑丈なのが特徴で、ライブでモニターイヤホンやヘッドホンを装着する場合はこの標準ジャックを使用するのが安心です。

3.5mm ミニジャック

画像引用元:Amazon.co.jp

ポータブルオーディオプレーヤーやスマートフォンなどの小型機器用に開発されたジャックで、ジャックが細くコンパクトなのが特徴です。

ただしジャックが細いため無理な荷重をかけると曲がったり折れたりすることがあるので注意が必要です。

バランス接続用

4.4mm

画像引用元:Amazon.co.jp

ポータブルオーディオでは最も普及しているバランス接続の規格です。径が太く折れにくいことが特徴で、基本的にバランス接続で音楽が聴きたい人はこの4.4mmジャックを選んで頂ければ間違いありません。

2.5mm(※絶滅危惧種)

4.4mmと並んで普及していましたが、最近は2.5mmを採用していないオーディオプレーヤーが増えて来ました。

ジャックの径が非常に細いため折れたり曲がったりしやすく、対応プレーヤーも減少傾向なため2.5mmを積極的に選ぶ理由は無いでしょう。

XLR

画像引用元:Amazon.co.jp

別名「キャノン端子」とも呼ばれます。元々バランス接続はXLR端子が標準でしたが、ポータブルオーディオにバランス接続を採用するために4.4mmや2.5mmが普及しました。

現在でもFiiO K9 Pro ESSなどの本格的なオーディオプレーヤーには搭載されていることがあります。

極数について(3極と4極)

イヤホンジャックには極数という概念もあります。例えばアンバランスでは(左信号、右信号、アース)の3極と(左信号、右信号、アース、マイク)の4極の2種類があります。

極数によって音質が変化することは理論上ありませんが、3極のみを前提としている出力端子に4極プラグを挿すと片耳だけ聴こえないといった不具合が生じる可能性があるため注意しましょう。

基本的にスマホはイヤホンマイクに対応するため4極出力に対応しているものが多いですが、オーディオ機器は3極前提のものが多いためアンバランスでは3極プラグを使用するのが無難です。

変換プラグがあれば便利

変換プラグがあれば、試聴機が自分の持っているイヤホンジャックに対応していない場合でも安心ですので数種類持っておくことをおすすめします。

アンバランス間の変換プラグ

3.5mm ⇒ 6.3mm変換プラグ

6.3mm ⇒ 3.5mm変換プラグ

バランス間の変換プラグ

2.5mm ⇒ 4.4mm変換プラグ

4.4mm ⇒ 2.5mm変換プラグ

XLR ⇒ 4.4mm変換プラグ

4.4mm ⇒ XLR変換プラグ

まとめ

以上。本記事ではイヤホンジャックの種類について解説し、それぞれの特徴やメリットなどについて解説しました。

ジャックは沢山あるように見えて音響特性的には「バランス」と「アンバランス」の2種類しかないんですよね。ポータブルオーディオの普及に伴って色々な径が生まれましたが、それでも片手で数えられる程度の種類しかありません。

リケーブル(イヤホンのケーブルを交換)による音質の変化を楽しむのもオーディオの楽しみ方の1つのため、是非この機会にオーディオジャックや回路についても興味を持って頂ければと思います。

本記事の内容がお役に立ちましたら幸いです。

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この記事を書いた人

ポタオデとコーヒーとちいかわとサウナと大喜利とゲーム実況とAPEXが好き。X(旧Twitter)もやってるので是非遊びにいらして下さい!!


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