「Apex Legendsをもっと快適にプレイしたい!」
「コントローラー(ゲームパッド)が強いと言われる理由や選び方を知りたい!」
eスポーツや配信で絶大な人気を誇るApex Legendsですが、Apex Legendsをさらに快適にプレイするにはどのような目線でコントローラー(ゲームパッド)を選べば良いのかと困っている人も多いと思います。
そこで本記事では、まずApex Legendsでコントローラーが強いと言われる理由を説明し、その理由を踏まえてプロも使用するおすすめコントローラーを紹介していきます。
Apex Legendsにおけるコントローラー操作のメリット
まず、Apex Legendsにおいてコントローラー(ゲームパッド)を使用するメリットを解説します。
エイムアシストが付与される
Apex Legendsではコントローラーにエイムアシストが付与されます。このエイムアシストが非常に強力で、Apexでコントローラー勢が強い理由にもなっています。
コントローラーは親指1本でエイムコントロールをする必要があるため、マウスと比較するとエイムが非常に難しいです。そこでゲームバランスをとるためにコントローラーを使用しているプレイヤーには敵の幅左右1個分を効果範囲として0.3(PSやXboxは0.6)のエイムアシストがかかります。
このエイムアシストのせいでゲームバランスが逆に崩れており、特に近距離戦闘で敵のレレレ移動の切り返し時など、マウスでは追うのが難しい場面でもコントローラーでは全弾ヒットが可能なくらい追いエイムが安定します。
FPSの中でも特に近距離戦闘が重要なApex Legendsにおいて、近距離でのエイムが安定するコントローラーを使用しているプレイヤーが非常に多いです。
PS5やXboxからの移行が容易
PS5やXbox版のApex Legendsはキーマウ(キーボードとマウス)を入力デバイスとして認めていないため、基本的に全員がコントローラーを使用しています。(一部のハードウェアチーターを除いて。。)
つまりPS5やXboxでApex Legendsを始めたユーザーはゲーミングPCに乗り換えた際も同じデバイスを使用することができ、移行が非常に容易です。
Apex Legendsにおけるコントローラー操作のデメリット
次にApex Legendsでコントローラー(ゲームパッド)を使用するデメリットを解説します。
視点移動が遅い
設定感度にもよりますが、マウスと比較してコントローラーは視点移動が遅いです。
マウスでは瞬時に振り向けるようなシーンでもコントローラーでは振り向くのに時間を要するため、背後をとられないような立ち回りが必要になります。
キャラコンが限られる
Apex Legendsにはジャンプ中に方向転換する『タップストレイフ』など、コントローラでは不可能なキャラコンが多数あります。
キーマウで世界トッププレイヤーの『Aceu』さんや『RAS』さん『うるか』さん等のプレイを観ていると急に敵の視界から消えたりするキャラコンが最高にクールですよね。
コントローラーではこのような高度なキャラコンが出来ないため、どうしてもマクロな立ち回り+エイムに全振りのような動きになってしまいます。
リコイルコントロールが難しい
リコイルコントロール(銃の反動を制御する操作)がマウスと比較すると非常に難しく、反動の強い武器の弾を真っ直ぐ飛ばすにはかなりの慣れが必要になります。
したがって、中距離・遠距離戦闘でキーマウと同等のリコイルコントロールを出来るようになるまでには相当な練習が必要になります。
スティックドリフト現象が発生する
コントローラーのジョイスティックは経年劣化等で視点が自動で動く『スティックドリフト現象』と呼ばれる症状が発生します。
また、デッドゾーンをOFFにすると新品のコントローラーでも発生するため、設定によっては自動で動く画面を制御しながらのプレイになり、かなりの慣れが必要になります。
Apex Legendsにおけるコントローラーの選び方
ボタン配置(PS系かXbox系か)
まず、コントローラーにはXbox系のボタン配置とPS系のボタン配置の2種類があります。
基本的には左側のティックが上にあるか下にあるかの違いですね。これは好みで選択して頂いて大丈夫です。
背面ボタンの有無
背面ボタンがあるコントローラーは背面ボタンに『しゃがむ』や『ジャンプ』を割り当てることができるため、キャラコンをしながらでもエイムに集中することができます。
ホールエフェクトセンサー
ジョイスティックに『ホールエフェクトセンサー(ホール効果センサー)』を搭載しているモデルは、ジョイスティックとセンサーの間に物理的な接点をもっていないため非常に耐久性が高く、劣化によるスティックドリフト現象が発生しにくいのが特徴です。
ポーリングレート
ポーリングレートとは1秒間に行うゲーム機との通信回数で、単位はHzで表記します。ポーリングレートが高ければ高いほどコントロールが滑らかになります。
一般的なコントローラーは数百Hzのものが多いのですが、最近はポーリングレートが1,000Hzや2,000Hzのものも登場しています。
キャリブレーション機能の有無
コントローラーを使用していて避けて通れないのが『スティックドリフト現象の悪化』です。
ただし、キャリブレーション機能(校正機能)を搭載しているコントローラーの場合は、スティックドリフトが酷くなってもゼロ補正することができるため、長期に渡って使用することができます。
ヘアトリガー(トリガーストップ)機能の有無
LT、RT(もしくはL2、R2)ボタンはデフォルトでADS(銃サイトを覗き込むこと)や銃のトリガー機能を割り当てられていますが、ここのストロークが長いと弾の発射までに時間がかかります。
ヘアトリガー(トリガーストップ)機能があればストロークを短くすることができます。
レーシングゲームではブレーキやアクセルの調整のためにストロークが長いほうが良いのですが、FPSの場合は最短のストロークにしたほうが良いです。
デジタルデッドゾーンの制御
ゲーム側でデッドゾーン(ジョイスティックが反応するまでの余裕)をゼロにしても、コントローラー側でデッドゾーンが設定されている場合があります。(いわゆるデジタルデッドゾーン)
一見するとスティックドリフトが発生しない精度の良いコントローラーに見えてしまうのがデジタルデッドゾーンの怖い所で、設定されていると確実に感度が下がってしまうため、検討しているゲームパッドにデジタルデッドゾーンが設定されていないか。また、設定されている場合は解除できるのかを確認するようにしましょう。
おすすめの感度
プロや有名配信者がこぞって使用している感度設定が通称『4-3リニア』と呼ばれる設定で、詳細は下表のとおりです。
視点感度 | 4 |
---|---|
視点感度(エイム時) | 3 |
反応曲線 | リニア(反応曲線0) |
視点操作デッドゾーン | なし |
日本の有名ストリーマーのCHEEKYさんや世界大会(ALGS)優勝経験者のインペリアル・ハル選手も使用している感度で、「最強感度」と揶揄される感度設定です。
視点移動が遅いため背後をとられないための立ち回りが重要になったり、微細な操作でも視点が動いてしまうためスティック操作に慣れは必要ですが、リニア感度は瞬時にエイムの切り返しができるため相手のレレレ動作やキャラコンに対して完璧に追従した追いエイムが可能になります。
視点操作デッドゾーンをなしにすることで少なからずスティックドリフト(スティックを離した状態でも視点が動く現象)が発生しますが、エイムアシストの引っ掛かりを感じやすく、トッププロもスティックドリフトを制御しながらプレイされている方が殆どです。
感度については一旦この『4-3リニア』を試してみて、適宜自分なりに調整していくのが良いと思います。
プロも使用するおすすめコントローラー
SCUF IMPACT
Apex Legendsでプレデター上位1桁常連の『CHEEKY』さんもご使用されているコントローラーです。
背面に4ボタン、軽量かつ豊富なカスタマイズ製でトッププロにも人気です。
Revolution Unlimited Pro V3
コントローラーでもキーマウでもソロマスターを達成したり、全キャラでソロマスターを達成したりと、日本のApex界ではCHEEKYさんと並ぶ実力と人気の持ち主の『NIRU』さんもご使用されているコントローラーです。
優しさの感じられる柔らかい口調でダンプカーのように敵をなぎ倒していくギャップは圧巻です。
Xbox Elite Controller
Apex Legendsの世界大会優勝経験もあるTSMのリーダー『インペリアル・ハル』選手が愛用されていたことでも有名なXbox純正のエリートコントローラ「通称:エリコン」です。
取り外し可能な背面4ボタンや3段階調整可能なトリガーストップ。何よりも高級感があるので所有欲の満たされるコントローラーです。
XboxでApex Legendsをプレイされている方がそのまま使用できるのも嬉しいですね。
DUAL SHOCK 4
PS4純正コントローラーですが、Apex Legendsの上位プレイヤーでも愛用されている方が非常に多く、特にPS4でApex Legendsを始めた人の使用率が高いです。
アタッチメントで背面パドルも追加できるため、「しゃがむ」や「ジャンプ」といった操作を背面に割り当てることができます。
まとめ
以上。本記事ではApex Legendsでコントローラーが強いと言われる理由を説明し、プロや有名ストリーマーもご使用されているおすすめコントローラーを紹介しました。
持論ではありますが、プロと同じ環境を作ることで自分の弱さを機材のせいにできなくなる点はとても良いことだと思います。
気になった方は是非、詳細をチェックしてみてください。
本記事の内容が少しでも参考になりましたら幸いです。