FPSゲームにおいて足音が非常に重要ということはご存知のとおりだと思います。
足音にいち早く気づくことができれば敵の位置把握や近づいてきているか、逃げているかなどの行動予測を立て、先手を取ったり要撃したりと、常に有利に戦闘を進めることができるからです。
したがって、イヤホンやヘッドセットを装着しながらプレイしている人が殆どですよね。
でも、APEX Legends(以下、エペ)をプレイしていると、
「敵が背後から近づいているのに足音に気付けずにキルされた」
「聞こえたり聞こえなかったりするからエペの足音は信用できない」
「折角ファイトに勝ったのに漁夫に気づけず強襲されて負けた」
といったことに遭遇します。
今回はエペに特有の「音が聞こえない」といった悩みを軽減する方法を解説します。
まず足音の仕様を理解しよう
まず、改善策の前にエペの足音に関する仕様を理解することが大事と考えます。
エペの足音の仕様は以下の通りです。
- 射撃中は足音が無音になる
- 回復音や蘇生音が大きい
- 歩き・しゃがみ歩きの音がかなり小さい
射撃中は足音が無音になる
一見バグのような仕様ですが、エペでは射撃中に足音が皆無になります。
射撃中に敵が近くで動き回っていても射撃中は足音が聞こえません。
ですので射撃中に背後にガン詰めされても気付けないといったことが多発します。
ちなみに射撃中でも壁をよじ登る音は聞こえます。
この仕様によって戦闘で有利な高所ポジションがさらに有利になっています。おかしな仕様ですね。。
回復音や蘇生音が大きい
バッテ(シールドバッテリー)やニク(注射器)を巻く時の音も非常に大きく、足音がかき消されてしまいます。
特に回復アイテムを使用する時は得てして戦闘中か戦闘直後になりますよね。
戦闘中は射撃やグレネード、ウルトなどの様々な効果音が入り交じる中で回復もしながら足音を聞き分けるのは至難の業です。「気づいたら敵が至近距離に詰めてきていた」なんてことはザラに起こります。
また、漁夫(戦闘直後に弱っている状況を狙ってくる別部隊)に気づくのが遅れるのも回復中が殆どです。
歩き・しゃがみ歩きの音がかなり小さい
キャラクターや素材にもよりますが、足音の可聴距離は概ね以下のように設定されているそうです。
ダッシュ:約39m
歩き:約24m
しゃがみ歩き:約10m
ダッシュ音が大きく歩き音が小さいのはエペだけでなく殆どのFPSも同様の仕様ですが、エペは特に広大なフィールドを走り回るため基本的にダッシュかスライディングジャンプで移動します。
よって歩きやしゃがみ歩きで近づかれても環境音に紛れてそれが足音だと気付けない場合が多いです。
マップの理解を深める
エペの上級者はマップの理解度が非常に高く、あるランドマークで走る音が聞こえた場合、どの辺りを走っているであろうかを推測したり、敵が隠れるならどこか。どの位置が有利ポジションかであることは完全に把握しています。
上級者は戦闘中も漁夫はどの方向から来るかなどをある程度推測しています。
このようにファイト力が並でもマクロ的な戦略で勝つことができるのがエペの楽しい所です。
ゴールド帯までならエイム練習だけでゴリ押しできますが、プラチナ帯以上になってくるとエイムが良いのは当たり前になってくるため、マップの理解を深め、敵だったらどのように展開したいかを予想することが重要になります。
ゲーミングアンプやイヤホンにこだわってみよう
エペの足音の仕様については否定的な意見が多いですが、相手も同じ状況のためこちらが一方的に不利なことでもありません。
戦闘中に足音を聞きたい場面では射撃を止める。高所を取って射撃している場合は壁をよじ登る音に集中する。など、仕様の理解を深めることである程度のアドバンテージをとることが出来ます。
ただしダイヤ帯以上になってくるとマップの理解や音の仕様などは完全に理解している人ばかりになってきます。
その中でアドバンテージをとるには、やはりデバイスの差になってきます。そこでここではおすすめのゲーミングアンプ、やイヤホンを軽く紹介します。
おすすめのゲーミングアンプ
Steel Series GameDAC Gen 2
SteelSeriesのゲーミングアンプです。サラウンドにも対応しており、ESS製の本格的なDACを搭載しており、ハイレゾ対応でオーディオ機器としてのレベルも非常に高いです。
PS5、4などのCS機に対応しているのも非常に良いですね。
EPOS GSX1000 2nd
EPOSはドイツの老舗オーディオメーカー「SENNHEISER」の部門が独立して出来た会社で、オーディオ品質が非常に高いことで有名です。特に7.1chの疑似サラウンドの精度が非常に高く、定位感や没入感を劇的に向上させてくれます。
PS5に非対応なのが残念ですが、ゲーミングPCを所有している方は是非検討して頂きたいアンプです。
おすすめのイヤホン
Apple Earpods
iPhoneに標準で付属しているイヤホンです。
実はこのイヤホンを愛用しているプロや配信者は非常に多く、「Aceu」さん「1tappy」さん、「NiRU」さん、ぶいすぽ!の「胡桃のあ」さん、ホロライブを卒業された「湊あくあ」さんなど、錚々たる方々が愛用しているイヤホンです。
オープンイヤーで蒸れないため、長時間の配信に向いているのも愛用している理由だと思います。
SENNHEISER CX300-2
TSMの皇帝こと「インペリアル・ハル」さんが愛用されているイヤホンとして有名です。最近は「CHEEKY」さんも愛用されているそう。
SENNHEISER製品の中では安価で手を出しやすいのも良いですね。APEX世界1レベルのお2人方が使用されているので性能について間違いないのではないでしょうか。
何よりも視覚情報が重要
APEXは広大なフィールドで中距離・遠距離からの戦闘の駆け引きも頻発するゲームです。
音情報以上に、視覚情報にもこだわるようにしましょう。特に重要なのがリフレッシュレート(1秒間に画面を更新する回数)でリフレッシュレートが高ければ高いほど動きが滑らかになります。
PCの性能にもよりますが、できれば240Hz程度以上のモニターを使用するようにしましょう。
また、モニターの性能を引き出すPCのスペック(特にグラフィックボード)も重要です。
エペで240FPS出すにはRTX4070以上のグラフィックボードを搭載したPCを選ぶか、RTX4070以上のグラフィックボードに交換をするのがおすすめです。
RTX4070搭載の定番ゲーミングPC
ドスパラが販売している定番ゲーミングPC「GALLERIA」のRTX4070搭載モデルです。20万円程度と高価ですが、将来的にも永くゲームを遊びたい場合はこの価格帯のPCがおすすめです。
また、ゲーミングPCはゲーミングという名前はついていますが、ざっくり言うと「グラフィック性能に特化したパソコン」のことです。
このグラフィック性能の高さとWindowsOSの汎用性の高さは動画編集なども活用できるため、プレステなどのCS機には無い魅力があります。
まとめ
以上。今回は”APEXで足音が聞こえない”を解決する方法を解説しました。
本記事の内容をまとめると以下のとおりです。
- 足音の仕様を理解する
- マップの理解を深める
- ゲーミングアンプやイヤホンにもこだわってみよう
- 何よりも視覚情報が重要
索敵に必要なものは音情報だけでなく、マップの理解や敵の動きの予測が重要です。
やはりプレイに多くの時間を費やして沢山経験を詰むことが一番の近道なのかもしれません。