VTuberの方で、トラッキング用のWebカメラにiPhoneを使用されている方は多いと思います。
iPhoneのカメラ(特にFace ID対応機種)にはTrueDepthカメラ が搭載されており、赤外線ドット投影による3Dスキャンで顔の動きを正確に検出します。
Webカメラや普通のスマホカメラでは「2D画像認識」しかできませんが、iPhoneのTrueDepthは「3D認識」ができるため、トラッキングの正確さが段違いであることが、VTubar用のトラッキング用カメラに向いている理由です。
実際に、VALORANTの配信でご活躍されているシンママVTuber「めむころ」さんが、
トラッキングカメラをWebカメラからiPhoneに移行された際のテスト配信をされたのを拝見し、
トラッキング性能が段違いに繊細になったことに驚きました。
以下がその配信の様子です。
ちなみに、めむころさんはiPhone12 miniをトラッキングカメラ用としてご購入されたそうです。
ただし、この配信の後でiPhoneをPCに接続しているにも関わらずバッテリーが減少していき、
配信途中でバッテリー切れが発生し、アバターが停止してしまうトラブルに遭われてしまいました。
試行錯誤の結果、ある機材の導入によって解決されましたので、
今回はiPhoneカメラをトラッキングに使用するとバッテリーが減少していく問題の解決方法を解説します。
特にVTuberの方はご参考にして頂けますと嬉しいです。
解決方法:分岐ケーブルを導入しよう
いきなり結論ですが、以下に商品リンクを掲載している「データと充電の分岐ケーブル」を導入することで解決することができました。
バッテリーが減少していた原因はiPhoneでトラッキングをするとバッテリーの消費量が激しくなり、
PCのUSBからでは電力の供給が間に合わないことでした。
よってデータ転送と充電を分岐し、充電はコンセントからとることで給電が安定して解決することができました。
なお、PC側への接続用にUSB TypeAのオスーオスケーブルも必要になります。
PD充電器も必須
さらに、iPhoneに標準付属の充電器は12Wまでにしか対応していないため、
別途20WのPD充電に対応したアダプターとケーブルも必要です。
Apple純正のPD充電器は高価ですが、以下のような廉価な互換品も販売されています。
正直、充電器に関しては互換品で十分だと思います。
注意:iPhone15以降はType-Cの分岐ケーブルが必要
iPhone15以降はLightningケーブルが廃止され、充電端子がUSB-Cに統一されました。
したがって、iPhone15以降をトラッキングカメラとして使用する場合はType-Cに対応した分岐ケーブルを用意しましょう。
PD充電器もUSB-Cに対応したものを選びましょう。
まとめ
以上。今回はiPhoneをVTuber用のトラッキングカメラとして使用した場合にバッテリーが減少していく問題の解決方法を紹介しました。
本記事で紹介させていただいた「めむころ」さんはシングルマザーとして2児を育てながら毎日VALORANTの配信をされている現在注目のVtuberです。
人生経験の豊富さから繰り出されるトーク力や高ランク帯にも中々いないレベルのヘッドショット率の高さから繰り出されるクラッチが魅力の個人Vtuberです。
もしよろしければ是非、めむころさんの配信も併せてご覧になってみてください。



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