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【SHURE KSE1200】レビュー|現実世界と区別できないリアリティーサウンド

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KSE1200は2018年6月に米国の大手音響メーカー「SHURE」が販売を開始したコンデンサー型イヤホンシステムです。

非常に高価でしたが、唯一無二のサウンドでとても満足できる買い物となったため本記事で紹介したいと思います。

目次

コンデンサー型イヤホンとは?

コンデンサー型イヤホンは一般的なイヤホンとは違い、振動板を振動させる時に磁力を使わないため歪みが殆ど発生しません。

ただし、コンデンサー型はドライバーに直接高い電圧をかける必要があります。そのためコンデンサー型のヘッドホンやイヤホンは基本的に大型な専用アンプが必要で、ポータブル運用が難しいことが問題でした。

SHURE KSE1200はその専用アンプをポータブル可能な大きさまで小型化した画期的なコンデンサー型イヤホンシステムです。

スペック・仕様

スペック・仕様については誤植防止やマイナーチェンジ対応のため本記事には直接記載しません。

変わりにe☆イヤホンさんの商品ページを貼っておきます。レビュー等も非常に参考になります。↓

e☆イヤホンWEB本店 商品掲載ページ

final E3000との比較

当ブログでは全てのイヤホンをFinalのE3000と比較します。
物を評価するのには相対的な評価が一番解りやすいこと、E3000はすべての音質が標準的にバランスしていること、また安価で手に入りやすいことなどが理由です。

独断と偏見を踏まえながらざっくりレーダーチャートで比較すると下図のようになります。

ぱっと見るとE3000の評価が低いような印象になるグラフですが、E3000も素晴らしいイヤホンです。ただ、両者をまともに比較するとこうなってしまいました。。(価格も50倍違いますし。。)

項目は10点満点で評価しています。E3000の性能をすべて5として、相対的に評価しています。

こういうのはいきなり10点満点をつけるのは難しく、いくら良くても今後を見越して8点や9点で止めるのがベターと思いますが、現行での他の色々なハイエンドを聴いた中で10点つけて差し支えないと判断したので、10点つけれる所はつけています。(今後更新されるモデルが出てきたらチャートのほうを11点満点とかにします(;^ω^))

特にシャリつきのない中高域の滑らかさや音の繊細さと立体感は他のイヤホンを圧倒していると思います。

良い点・気になる点

良い点

圧倒的な定位感

イヤホンの音質的な性能を示す指標として「定位」と呼ばれるものがあります。定位とは各パートの音がどの方向から鳴っているかのわかり易さを表します。

楽曲を楽しむことはもちろん、映画への没入感やASMRの臨場感を味わうのに重要な指標です。

また、ゲーミング用途でも重要な指標として認識されています。

定位の良いイヤホンでは足音や銃声の方向を感知しやすいため、敵の居場所に気づく速度を早めることができます。「FPSは音で勝つ」という言葉があるくらい重要な性能となります。

それから、方向的な定位はもちろん、奥行きの立体感もしっかり把握することができます。距離感を把握できる能力は他のハイエンド機と比較してもかなり高いと思います。

音楽や映画を楽しむことはもちろん、ゲームで勝つことも出来る性能を持っています。

開放型ヘッドホンのような音場の広さ

聴いてまず驚いたのが、開放型ヘッドホンのような音場の広さと音ヌケの良さです。

音場が開放型ヘッドホン、あるいはスピーカーのような広さなので、めちゃくちゃ音漏れしてるんじゃないかと錯覚してしまう不思議な感覚になります。

「開放型ヘッドホンのような音が好きだけど、開放型は音漏れが酷いから図書館などでは使えない。。」という悩みがある人にはめちゃくちゃお勧めできます。

また、単純に音が遠いのではなく、イヤホンならではの近い音も表現できます。「音場が広い」というよりも「音場の幅が広い」と表現したほうが良いかもしれません。これはヘッドホンにも勝てない特徴かと思います。

音のディテールまで鳴らしきる繊細さ

繊細な音を繊細なまま鳴らしきる力があります。たとえば鈴虫の鳴き声や風で草が揺れる音など、現実と殆ど区別が出来ないような音で鳴らしてくれます。

音楽だけでなく、ラジオやASMR、映画、環境音など、なんでもござれというポテンシャルを持っています。

気になる点

DAC機能が無い

上位モデルのKSE1500はDAC機能がついていますが、こちらはアナログ入力のみなので別途専用DACやDAPが必要になります。

リケーブル不可

リケーブルすることはできません。定価20万超えにもかかわらず断線したら終わり、、という非常にスパルタな仕様になっています。これが理由で購入を見送っている人はかなり多いと思います。特殊仕様のコネクタでも良いのでリケーブルは出来るようにして欲しかった。

アンプの市販ケースがない

ポータブルをウリにしている割に専用カバーがありません。普通にポケットに入れると傷だらけになります。。

サードパーティ製のケースも探したところありません。絶対需要あるのになぁ。。

外出先で使用する場合でもビジホやカフェ等の机上で使うような用途が良いと思います。

まとめ

デメリットを読むとかなり致命的と感じる内容が沢山あったと思います。

にも関わらず、Amazonのレビューはほぼ全員が☆5をつけるという面白い状況になっています。

それだけ、デメリットが気にならないくらい「音」のメリットがずば抜けているということだと思います。

非常に高価な物のため、購入を考えている方はこのデメリットを許容できるのかをしっかり吟味されるのが良いかと思います。

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