オーディオアンプやスピーカーの入力端子に「同軸」や「光デジタル」などの表記があり、これはなんだろう?と気になったことがある人は多いのではないでしょうか?
デジタル端子を使用することで、音声信号をデジタル信号のままオーディオ機器に送信することができます。
したがって、デジタル信号をアナログ信号に変換するデリケートな処理(DAC)をオーディオ機器側で行うことができるため音質の向上が図れます。また、ケーブル内の信号がデジタル信号のため、長いケーブルを使用してもケーブルからノイズが乗ることがありません。
様々なメリットのあるデジタル音声端子ですが、PC側にデジタル音声端子がついていない場合は接続できないのでしょうか?
結論は可能です。
今回はPCからデジタル音声出力する方法について解説します。
結論:USB-DDCを用意しよう
いきなり結論ですが、USB-DDCを用意しましょう。
DDCとはDigital to Digital Converterの略で、USBに流れているデジタル音声データを同軸や光デジタル信号に変換する装置です。
これをPCのUSB端子に接続すれば、PCからデジタルオーディオ端子を扱うことができるようになります。
DDCのメリットはデジタルデータ同士の変換のため、変換中にノイズ等の混入がなく信号の劣化が無いところです。
DDCで変換したデジタル信号をオーディオアンプやスピーカー側の高品位なDAC(Digital to Analog Converter)でアナログ信号に変換することで、音質の向上が図れ、かつケーブルからノイズが混入するリスクを最小限にすることができます。
まとめ
以上、今回はPCからデジタル音声出力する方法について解説しました。
スピーカーやオーディオアンプがデジタル入力に対応している場合はデジタル端子を利用しないと勿体ないため、できる限り活用して音質を向上するようにしましょう。