ワイヤレスイヤホンやヘッドホンは手軽に使えて便利ですよね。
でも、動画視聴時に音声と口の動きがズレていたり、ゲーム時に操作と音にラグがあったりするのが気になっている人も多いと思います。
そこで本記事ではワイヤレスイヤホンの遅延をなくす方法について解説します。
結論:低遅延コーデック環境を構築しよう
いきなり結論ですが、低遅延コーデック環境を構築することで音ズレの問題を解消することができます。
Bluetoothには音声圧縮方式(コーデック)が複数あります。
その中で、
- AptX-LL
- AptX-Adaptive(低遅延モード)
- LE-AUDIO(低遅延モード)
のいずれかの環境を構築することで遅延を大きく抑えることができます。
具体的には上記のコーデックに対応したBluetoothトランスミッター(送信機)とイヤホンまたはBluetoothレシーバー(受信機)を準備しましょう。
おすすめのトランスミッター
スマホやニンテンドーSwitchの場合
eppfun AK3040PRO
AK3040PROは小型のUSBドングルタイプながら現状普及しているほぼ全てのBluetoothコーデックに対応している、「全部入り」のトランスミッターです。
スマートフォンやNintendo SwitchのUSB-C端子に接続することでそのまま使用することが出来ます。
AptX-AdaptiveやLE-AUDIOを使用する場合は「低遅延モード」にすることを忘れないようにしましょう。


PCの場合
eppfun LE Audio Transmitter
先述したトランスミッターよりもやや大きめですが、接続の安定性や操作性はこちらのほうが上です。
卓上利用前提のPCではこちらのほうがおすすめです。

おすすめのイヤホン
先述したトランスミッターであれば、
- AptX-LL
- AptX-Adaptive
- LE-AUDIO
のいずれかに対応しているイヤホンであれば低遅延環境を構築できるので、お好きなイヤホンをご選択頂くのが良いと思います。
ここでは私なりにおすすめなモデルを紹介します。
Denon PerL Pro

パーソナライズ機能が強力なDenonの完全ワイヤレスイヤホンです。
音質特性的にFPSゲームに向いているとSNSで話題で、私自身も「Apex Legends」用に愛用しています。
ヘッドホンのような広い音場と音の分離感が心地良いイヤホンです。
Lazata ワイヤレスオーディオレシーバー

格安ながらAptX-LLに対応しているBluetoothレシーバーです。
お気に入りの有線イヤホンを低遅延無線化できるのが良いですね。

まとめ
以上。本記事ではワイヤレスイヤホンの遅延をなくす方法について解説しました。
本記事のまとめは以下のとおりです。
- 低遅延コーデック環境を構築する。
- 具体的には「AptX-LL」「AptX-Adaptive(低遅延)」「LE-AUDIO(低遅延)」のいずれかのコーデックを使用する。
- 上記に対応したBluetoothトランスミッターとイヤホンを用意することで解決。
本記事の内容が参考になりましたら嬉しいです。
おまけ:専用通信ドングル付きのイヤホンを使う手もアリ
Bluetoothとは別に独自の通信ドングルを用意しているワイヤレスイヤホンも存在します。
SONYのINZONE Budsが有名ですね。
環境設定などの手間を省略したかったり、製品の相性問題などのリスクを回避したい場合は専用ドングルを用意している製品を選択するのもアリだと思います。

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