今回はNICE HCK様よりご提供頂いたコストパフォーマンスの高いケーブルでおなじみのメーカー「JIALAI」のイヤホン「CARAT」についてレビューします。
提供品ではありますが、忖度せずに素直な感想を述べてきます。
、、が、
結論からいうと非常に上手くチューニングされたドンシャリサウンドで、深く沈む低域、そしてどこまでも伸びるきらめいた高音域が非常に心地良く、とても1万円とは思えないサウンドを奏でる非常に良い商品でした。
スペック・仕様
スペック・仕様の概要を下表に整理しました。少しインピーダンスが高めなので出来ればスマホではなくアンプに接続したほうが幸せになれます。
ブランド | JIALAI |
モデル | Carat |
タイプ | カナル |
ドライバー | 10mm DLCチタンコート振動板 ダイナミック型ドライバー |
振膜 | 10mm DLCチタンコート振動板 |
シェル材質 | アルミニウム合金 |
感度 | 106dB/mV |
インピーダンス | 32Ω |
再生周波数帯域 | 10-28kHz |
ケーブル素材 | 高純度の無酸素銅 |
コネクタ | 2pin 0.78mm |
プラグ | 3.5mm |
詳細 | Amazon |
final E3000との比較
各評価項目をレーダーチャートにしました。
本ブログでは全ての有線イヤホンをfinalのE3000と比較しています。また、E3000の各評価項目を「5」としています。何かを評価する時は標準的な比較対象があると解りやすいですよね。
なお、チャートは計測値ではなく筆者の主観であることについてはあらかじめご了承ください。
フラットではなく結構味付けのあるサウンドです。ドンシャリ気味ではあるのですが、中域もしっかり出ており、重心が低めで深く沈み込む低域がとても心地よいです。
良い点・気になる点
良い点
深く沈む低域と伸びる高域
決してブーミーにならずにしっかり解像感を保ちながら深く沈む低域はBOSEのスピーカーやSHUREのSE846を彷彿させる音で、一聴した時に一番驚きました。決して低域を強調しているわけではなく低域の量感自体は控えめですが、低域の質が非常に高いです。
また、中高域のしっかり伸びるため特に歌モノによく合うと感じました。
スタイリッシュなデザイン
光沢のある筐体のため、装着したまま動くと光が反射してキラキラ輝きます。形状も非常にスタイリッシュで小ぶりなため、男性だけでなく女性にも似合いそうなデザインと感じました。
充実した付属品
中華製品あるあるですが、付属品が充実しています。イヤピがこれだけあれば合わないサイズはなさそうですね。
セミハードポーチもついてくるのが嬉しいです。
気になる点
指紋が目立ちやすい
光沢のあるデザインのため指紋が非常に目立ちやすいです。デザイン上仕方ないとは思いますが、気になる人はご留意下さい。
接続部の取り扱いに注意
接続部の2pinはピンだけで支えるタイプのものです。横向きに強い荷重がかかるとピンの曲がりや折れの発生が懸念されるため、取り扱いには十分な注意が必要です。
ですので、収納時は直接鞄等にしまわずに付属のハードケースを使用するようにしましょう。
まとめ
以上、今回はJIALAIの有線イヤホン「CARAT」について紹介しました。
非常に上手くチューニングされたドンシャリサウンドで、深く沈む低域、そしてどこまでも伸びるきらめいた高音域が非常に心地良く、とても1万円とは思えないサウンドを奏でる非常に良い商品でした。
提供品ですが、聴いていて非常にテンションのあがる商品でしたのでレビューを書いていて楽しかったです。気になった方は是非詳細をチェックしてみてください。