ゼンハイザーのイヤホンを購入してリケーブルしたいけど、
「ゼンハイザーはリケーブル(ケーブルを交換すること)が難しい」
という噂を聞いた。
あるいは、
「端子がmmcxと書いていたからmmcxのケーブルを買ったのに接続できない。」
と悩んでいる方はいないでしょうか?
結論から申しますとゼンハイザーのイヤホンは他と比較してリケーブルが難しいです。ただし、少しの工夫で自由にリケーブルすることが可能です。
また、すでにmmcxのケーブルを購入してしまった方への救済方法も記載しています。
もしよろしければ是非、最後までご覧下さい。
ゼンハイザー製イヤホンのリケーブル方法
ゼンハイザー製イヤホンのリケーブル方法には以下の4つが考えられます。
・方法①:純正ケーブルを購入する
・方法②:変換アダプターを噛ませる
・方法③:サードパーティ製の対応ケーブルを購入する
・方法④:加工する(非推奨)
それぞれの方法について、以降で解説します。
方法①:純正ケーブルを購入する
まずは純正ケーブルを購入する方法です。
特に音質や取り回しに不満が無い場合は純正ケーブルの交換をするのが良いでしょう。
断線などでケーブルが故障した場合に有効ですね。
各機種に対応した純正ケーブルの商品リンクを以降に掲載します。
なお、純正ケーブルについてはサウンドハウスさんの取り扱いが充実しているようです。
IE100Pro、IE400Pro、IE500Pro用純正ケーブル
SENNHEISERのプロ用のイヤモニ(IE100Pro、IE400Pro、IE500Pro)はPENTACONNといわれる規格の端子が使用されています。

よって、IE200、300、600、900と互換性はありません。
SENNHEISERはプロ用とコンシューマ用で規格が分かれていることを覚えておきましょう。

IE200用純正ケーブル
タッチノイズ軽減のためにIE200はしなやかなブレードケーブルを標準採用しています。

なお、端子の規格はゼンハイザー用のmmcx端子のため、IE300、IE600、IE900にも取り付けることができます。以下の写真ではIE600に取り付けていますが正常に動作します。

IE200用純正ケーブルの商品リンクを以下に各プラグごとに掲載しています。
3.5mm標準プラグ
2.5mmバランスプラグ
4.4mmバランスプラグ
IE300、IE600、IE900用純正ケーブル
IE300、600、900については200のようにブレードケーブルではありませんが、共通のケーブルが採用されています。
3.5mm標準プラグ
2.5mmバランスプラグ
4.4mmバランスプラグ
変換アダプタを噛ませる
次に、変換アダプタを噛ませるという方法があります。
okcscからゼンハイザーの特殊端子を通常のmmcx端子に変換できるアダプターが販売されています。
このアダブターを用いることで通常のmmcxケーブルを装着することが可能です。
値段もリーズナブルなため、すでにmmcxケーブルを購入してしまった方や完全ワイヤレス化を検討されている方は是非ご確認下さい。


IE200、IE300、IE600、IE900用
コンシューマー向け製品はこちらのアダプタが使用できます。
IE200、300、600、900は以下のアダプタで通常のmmcxに変換することができます。

IE100Pro、IE400Pro、IE500Pro用
プロ向け製品はこちらのアダプタが使用できます。
IE100Pro、IE400Pro、IE500Proは以下のアダプタを用いることで通常のmmcxケーブルをPENTACONN端子に変換することができます。

サードパーティ製の対応ケーブルを選ぶ
次に、サードパーティ製の対応ケーブルを選ぶという方法があります。
全体として数は少ないのですが、SENNHEISERイヤホンの独自コネクタ端子のケーブルも存在します。
その中でも筆者がおすすめなのはBrise Audio製のケーブルです。
BriseAudioは高級・高品質のリケーブル専用ブランドです。
IE600やIE900については専用にチューニングされたケーブルが用意されていて、筆者はIE600専用のケーブルを愛用しています。

音質はもちろん見た目や質感も非常に良く、所有欲の満たされるケーブルです。
Brise Audio IE600用ケーブル

Brise Audio IE900用ケーブル

加工する(非推奨)
最後に、加工するという方法がありますが、こちらは非推奨のため自己責任でお願いします。
具体的には、IE200、300、600、900はソケットが奥まっているだけでコネクタ部の規格は標準mmcxのため、はまるように物理的に加工する方法です。
ただし個人で加工した時点でケーブルの価値が無くなる上、保証の対象外となるため加工についてはオススメしません。
まとめ
ゼンハイザーのイヤホンはリケーブルの難易度が若干高いですが、少し工夫すれば他のイヤホンと同様にリケーブルが可能です。
リケーブルはポータブルオーディオの楽しみのひとつなので、よければ是非お試しになってください。
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