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【SHURE SE535 LTD】レビュー|息を呑む煌(きら)めきサウンド|AONIC5との比較も

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SHURE SE535-LTDはプロ向けのハイエンドモニターイヤホンであるSE535をベースに、デザインや音質にアレンジを加え、ケーブル長を116cmに短くしてよりコンシューマー(一般消費者)向けにカスタマイズを行ったアジア限定販売の特別モデルです。

しばらく使用したので、感想をレビューします。
また、同社の同ランクの新製品「AONIC5」との比較も行っています。

目次

スペック・仕様

基本的な仕様は以下のとおりです。

ドライバ構成3BA(ツイーター1基、ウーファー2基)
コネクタmmcx
インピーダンス36Ω
周波数帯域18~19,500Hz
ノイズ減衰量(最大)37dB

ドライバ構成が3BAでインピーダンスが36Ωと、イヤホンとしては抵抗が大きくやや鳴らしにくいため、別途DAPやDACなどのアンプを用意したほうが良いでしょう。
(スマホに直挿しでは十分に鳴らしきれない可能性があります)

SHURE製品はパッケージや同梱物をマイナーチェンジすることが多いため、
詳細なスペックと仕様が知りたい方は以下のeイヤホンさんの商品ページよりご確認ください。

final E3000との比較

当ブログでは全ての有線イヤホンをE3000と比較しています。

音質の評価は何か基準になる物を元に相対的に比較したほうが解り易いと考え、全体的にバランスの良いE3000を基準のイヤホンとしました。

E3000と音質比較をした結果はこちら。
(定量的な計測値ではなく、筆者の聴覚的な比較であることはご了承ください)

モニターライクで解像感は高いものの、中高域に特徴がありフラットではなく少し個性的なサウンドとなっています。

煌めいた金属音や女性ボーカル等の主旋律の臨場感は特筆すべき特徴かと思います。

AONIC5との比較

同社の同価格帯の新機種、AONIC5との比較はこのようになります。

価格も同等でドライバ構成も同じ3BAですが、AONIC5のほうが音場が広くリスニングライクになっています。

またAONIC5はSE846で採用しているノズルインサートの交換機能があり、高域特性を変化させることができるようになっています。

AONIC5はハウジングが丸みをおびており535より少し大きいため遮音性がやや高いですが、圧迫感も少し強くなっています。

音に関してはおそらくAONIC5のほうが好きという方が多いと思います。535は少し個性があり、通好みの音に仕上がっています。

良い点・気になる点

良い点

煌(きら)めく中高域

このイヤホンの特筆すべき特徴は中高域の煌めきです。

ボーカルの息遣いまで感じ取れる繊細さと主旋律の臨場感はクセになりそうな程心地が良いです。

ただし初代Andromedaのように広い空間でキラキラしているような音色ではなく、音は全体的に少し近いです。

ボーカルの声が近くで聴こえてほしい人にとってはかなりマッチすると思います。

スピード感のあるタイトな低域

3基のBAのうち2基はウーファーを担当しているとスペック上は書いていますが、ウーファーというほど低域に量感はありません。

特徴のある煌めいた主旋律を惹きたたせることに徹するようなタイトでスピード感のある低域が特徴です。

非常に軽快で心地よい低域が特徴です。

スタイリッシュな見た目とコンパクトなサイズ感

サイズ感が小ぶりで色がルビーのような赤色です。正直めちゃくちゃ格好いいです。

小さな耳にもフィットし宝石のような見た目をしているため、女性にもよく似合うデザインです。

気になる点

音場は狭い

SE215やSE846と同様に近年のイヤホンと比較すると音場は広くはないです。

モニターとして使用する場合は音場が狭い方がチェックがしやすく分析的に音を聴きやすいのですが、開放感を求めている場合はAONIC5を選択したほうが良いと思います。

ノズルの強度

ノズルはSE215と同様にプラスチック製の細ノズルのため、強度に不安があります。

純正のイヤーピースがこの細ノズルにかなりタイトにフィットしているため、
イヤーピースの交換中にノズルを折ってしまったという情報をまれに見かけます。

イヤーピース交換の際は十分注意しましょう。

低域の量感は好みが分かれるかも

量感があって沈みこむような低域を求めているなら同社のハイエンドイヤホン、SE846がオススメです。

SE846のブライトノズルとSE535 LTDの中高域は類似しています。

低域の好みで両者を聴き比べるのも良いと思います。

SE846についての記事も書いていますので、よければ併せてご確認ください。

偽物が多い

SHUREの責任ではないのですが、SE535も偽物が多く流通しています。

特にSE535は筐体が不透明で中身のドライバ構成が外から判別できないため偽物の判別がしにくいです。(偽物は殻割りをすると1DDだったりするようです)

SE535の偽物はかなり手が込んでいてパッケージや付属品、説明書まで本物そっくりに作るため、購入の際はご注意をお願いします。

なるべく正規代理店で新品を買うか、中古の場合はeイヤホンやフジヤエービックで購入するようにしましょう。メルカリ等の個人間のやり取りはよほど信頼できる人でない限り辞めておいたほうが無難です。

まとめ

特に中高域に特徴のあるイヤホンです。

全体的に評判は良いのですが、低域の弱さや音場の狭さなどで若干賛否の分かれる通好みのイヤホンでもあります。

ご購入を考えられている方は多くのレビューを確認し、できれば店頭でご試聴なさることをオススメします。

また、試聴される際は是非同位機種のAONIC5や上位機種のSE846も聴き比べてみてください。

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この記事を書いた人

ポタオデとコーヒーとちいかわとサウナと大喜利とゲーム実況とAPEXが好き。X(旧Twitter)もやってるので是非遊びにいらして下さい!!


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