最近、QiやMagsafeなどのワイヤレス充電器でスマートフォンを充電することが増えてきましたね。
充電スタンドに立てかけたりするだけで充電ができるのでいちいちUSBケーブルをスマホに挿す手間が省けて便利ですよね。
ただ、「ワイヤレス充電はバッテリーにダメージを与えたりしないの??」と気になったことがあるのではないでしょうか?
そこで今回は、ワイヤレス充電によるバッテリーへの影響や、正しい運用方法について解説します。
なお、先に本記事のまとめを記載しますので。時間の無い方は以下をご参考にして下さい。
- 充電方法による違いはない。
- リチウムイオンバッテリーは『熱』に弱い
- よって、熱対策が重要
- 熱対策1:置き場所に注意する
- 熱対策2:ケースなどのアクセサリーに注意
- 熱対策3:充電中にアプリなどを使用しない
- 熱対策4:熱に配慮したワイヤレス充電器を使用する
- リチウムイオン電池は必ず劣化するため神経質になりすぎないことも重要
リチウムイオン電池は熱に弱い
結論から申しますと、バッテリーへのダメージにワイヤレス充電か有線充電かによる違いはありません。
それよりも気にしないといけないのは、『熱』です。なぜならばリチウムイオン電池は熱に弱いからです。
例えばiPhoneの場合はAppleが推奨するバッテリー温度を超えた場合は満充電を80%に制限するなどをして温度が高い場合は無理に充電してバッテリーにダメージを与えないように工夫されています。
このように、バッテリーへの配慮は充電方法ではなく熱対策が重要になります。
置き場所に注意する
当たり前ではありますが、直射日光の当たる場所や暖房器具の近くなど熱が集中しやすい場所にスマホを置くのは控えましょう。
ケースなどのアクセサリーに注意
ケースなどのアクセサリーにも注意しましょう。特に手帳型は熱伝導率が悪いものが多く、熱がこもりやすい上に手に熱が伝わらないため知らず知らずのうちに本体の温度が異常に高くなる場合があります。
手帳型ケースは非常に便利なのですが、ゲームなどの高負荷な処理をしている間はケースから取り外してプレイするなどの工夫をすればバッテリー寿命を伸ばすことができます。
充電中にアプリなどを使用しない
充電中にアプリなどを使用すると本体温度が非常に高くなります。ゲームプレイ時も同時充電は控え、充電中は極力操作しないことを徹底することでバッテリーへのダメージを軽減することができます。
熱に配慮したワイヤレス充電器を使用する
冷却ファンが搭載されていたり熱センサーにより高熱時は充電をストップするなど、熱に配慮したワイヤレス充電器も市販されています。
何も対策していない充電器よりも安心して使用できるため、ワイヤレス充電器を選ぶ際は熱対策機能が搭載されているかを確認するようにしましょう。
リチウムイオン電池は必ず劣化する
ここまでリチウムイオン電池の熱対策について記載しましたが、熱対策はあくまで長寿命化を図る方法です。
リチウムイオン電池は充放電を繰り返すことで必ず劣化するため、あまり神経質になって窮屈な思いをするくらいなら、『バッテリーは消耗品だから劣化したらスマホを買い替えたり専門業者にバッテリーを交換してもらう』と割り切っても良いと思います。
(じつは私も上記のように割り切っています)
まとめ
以上。今回はワイヤレス充電でバッテリーが劣化するかについて解説しました。
本記事のまとめは以下のとおりです。
- 充電方法による違いはない。
- リチウムイオンバッテリーは『熱』に弱い
- よって、熱対策が重要
- 熱対策1:置き場所に注意する
- 熱対策2:ケースなどのアクセサリーに注意
- 熱対策3:充電中にアプリなどを使用しない
- 熱対策4:熱に配慮したワイヤレス充電器を使用する
- リチウムイオン電池は必ず劣化するため神経質になりすぎないことも重要
前述しましたが、リチウムイオンバッテリーは必ず劣化するためあまり神経質にならずにスマホは消耗品のため2~3年に1度買い替えると決めたほうが気が楽かもしれませんね。