FiiOのBluetoothレシーバー兼、USB DACアンプ「BTR7」
発売から1年以上経過した商品ですが、SNS内で音質の評判が良く、またマイクがついていて通話なども可能なため、プライベートでも仕事でも活用できると考えて購入しました。
若干気になる点はあるものの、概ね良い商品と感じたのでレビュー記事を書いていきます。
スペック・仕様
FiiO BTR7の購入を考えている方は、iFi audioのGo bluやSHANLINGのUP5も検討されている方が多いと思います。
したがって「BTR7]「Go Blu]「UP5」の3台のスペックを横並びで比較できるようにしました。
BTR7 | Go Blu | UP5 | |
DACチップ | ES9219C✕2 | 非公開 | ES9219C✕2 |
対応端子 | 3.5mm 4.4mm | 3.5mm 4.4mm | 2.5mm 3.5mm 4.4mm |
Bluetoothバージョン | 5.1 | 5.0 | 5.0 |
対応コーデック | SBC AAC aptX aptX HD aptX Adaptive aptX LL LDAC | SBC AAC aptX aptX HD aptX Adaptive aptX LL LDAC HWA/LHDC | SBC AAC aptX aptX HD aptX LL LDAC HWA/LHDC |
連続使用時間 | 3.5mm:約9時間 4.4mm:約8時間 | 約8時間 | 3.5mm:約15時間 4.4mm:約11時間 |
無線充電 | ◯ | ✕ | ✕ |
重量 | 68g | 27g | 50g |
外形寸法 | 83.6✕39.6✕14.6mm | 55x34x13mm | 68x39x14.5mm |
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非常にコンパクトですが、3機種の中では一番大きくて重いです。
iFiのGo Bluは比較するとケタ違いにコンパクトですね^^;
良い点・気になる点
良い点
フラットで解像感の高いザ・FiiOサウンド
フラットで高解像度ですが、決してシャリシャリしない「ザ・FiiOサウンド」です。
これはハイエンド機のQ7などと音の方向性は同じですね。
FiiOの音が好き!という方には間違いの無い音質に仕上がっています。
ボタン式で扱いやすいコントロール
SHANLINGのUP5やiFi audioのGo Bluは音量コントロールがダイヤル式のため、ポケット内で音量が変わるような誤作動を起こしやすいのですが、BTR7はコントロールが全てボタン式のため、誤作動を起こしにくいです。
筆者にとってはかなり良いポイントです。
軽量でコンパクト
比較した3機種の中では一番大きいものの、非常にコンパクトで軽量です。
Yシャツの胸ポケットに入るサイズ感のため非常に取り回しが良く扱い易いです。
ワイヤレス充電に対応
なんとQi充電に対応しています。
わざわざ充電のためにUSBを挿す必要がないのはとても楽ですよね。
筆者だけかもしれませんが、ワイヤレス充電が一番活躍するシチュエーションってイヤホンの充電だと思います^^;
気になる点
日本語表示に非対応
言語設定が英語か中国語の2択しかありません。
FiiOは日本のファンも多いため日本語表示にも対応して欲しいかな。と思いました。
バッテリー持ちが微妙
バッテリー持ちが微妙で、連続再生は公称値以下の5~6時間が限界のようです。
充電頻度は完全ワイヤレスイヤホンと同様、毎日したほうが良いと思います。
新品でこの持ちなので、今後の劣化も考えるとこのバッテリー性能はかなり心配ですね。
ここは非常に気になる点でした。
まとめ
バッテリー持ちは非常に気になる点ですが、通勤などに使う分には十分ですしモバイルバッテリーとの併用で解消できるため、筆者の運用では問題ありません。
音質については比較した3機種の中では一番味付けが少なくフラットかつ高解像度で音場が広い印象です。