KOSS PORTA PRO(以下、ポタプロ)は1984年(日本では1988年)の発売以来、本記事執筆時点で販売から40年近く経った現在でも根強い人気を持っている開放型のヘッドホンです。
超ロングセラー製品ですね。
今回はこのミニマルでスタイリッシュなヘッドホンについて紹介したいと思います。
スペック・仕様
スペック・仕様の概要を下表にまとめました。
形式 | 開放型 |
周波数特性 | 15-25,000Hz |
インピーダンス | 60Ω |
ケーブル | 1.2m |
コネクタ | 3.5mmステレオミニプラグ |
質量 | 60g |
詳細なスペックは以下のリンクよりご確認頂くことができます。
良い点・気になる点
良い点
上質な低域
驚くのが、とても筐体が軽く少しおもちゃのようなチープさがあるのですが、
見た目から想像できない上質な低音が出力されます。例えるならBOSEのスピーカーのような低域。ギャップに驚く人が多いと思います。
音はウォーム寄りな印象ですが、籠もっているような感じでもありません。絶妙なチューニングです。
少しインピーダンスが大きいため、パワーのあるアンプで鳴らすとまた音の印象が変わります。
是非アンプにもこだわって頂きたいです。
軽量でコンパクト
殆どのヘッドホンはイヤホンと比較すると収納時のサイズが大きく、カバンの容量を圧迫しがちなのですが、
ポタプロは折りたたむことでイヤホンぐらいのサイズにまで圧縮することができます。
重量も60gと非常に軽いため、頭や首に負担がかかりません。つけているのが解らないくらいの重量感です。
また、側圧の調整が3段階まで可能で、こめかみの辺りにも支点があるためつけ心地が非常に良いです。
長時間の使用にとても向いているヘッドホンです。
スタイリッシュでレトロなデザイン
ポタプロは人気タレントの「あの」ちゃんが使用していることでも有名ですね。
音も良いのですが、着けているだけでファッションとしても機能するくらい良いデザインをしています。
40年間デザインが変わっていないのも良いですよね。
気になる点
断線が心配
ケーブルの交換ができないにも関わらずケーブルが非常に細いため、引っ掛けて断線するリスクが高いと思います。
なお、リケーブルが出来るように改造している人も多いようで、沢山売れている商品のため色々な情報を調べることが出来ます。
なお、無線モデルのポータプロワイヤレスも販売されているので、有線が無理だという人は是非チェックしてみてください。
音漏れは大きい
開放型ヘッドホンの宿命ですが、音漏れは大きいです。また、外の音もよく聴こえるため、電車内等の騒音下で快適に使用することが難しいです。
逆に室内で使用する場合はインターホン等の音や家族の会話を聴くことができるため、室内での作業用には非常に向いているヘッドホンだと思います。
転売が多い
人気商品のため需要と供給のバランスが合っておらず、転売価格になっています。
昔は3,000円くらいで購入できたのに、今は倍くらいに跳ね上がっていますね。特にベージュは人気色のため1万円異常になっています。
逆に発売から40年経った今でもプレミア価格が付くくらい需要があるって凄いですよね。
まとめ
今回はKOSSの超人気定番ヘッドホンを紹介させて頂きましたが、筆者はKOSSのように1つの商品を長く売るメーカーやブランドが結構好きです(SHUREやAKGも然り)
高い買い物をするのだから、型落ちなどを気にせず長く大事に使いたいですよね^^
気になった方は是非チェックしてみてください↓