「WF-1000XM3」は2019年7月にSONYから発売された完全ワイヤレスイヤホンです。
2020年初旬に始まった「コロナ禍」でイヤホンやヘッドホンの需要が爆発的に高まった時に非常に売れたモデルで、ご存知の方も多いと思います。
非常にキレのあるサウンドと強力なノイズキャンセリング機能で、当時の「完全ワイヤレスイヤホンは音が悪い」という風潮を見事に覆してくれました。
近年の完全ワイヤレスイヤホンの人気はWF-1000XM3から始まったといっても過言ではないと思います。
今回はそんな伝説の名機「SONY WF-1000 XM3」のレビューを行います。
スペック・仕様
スペック・仕様を下表に整理しました。本記事執筆時点で既に5年近くも前のモデルですが、現行のイヤホンと比較しても遜色のないスペックですね。
ヘッドホン部 | ||
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型式 | 密閉, ダイナミック | |
ドライバーユニット | 6mm ドーム型(CCAWボイスコイル採用) | |
感度 | – | |
マグネット | ネオジウム | |
コード長 | – | |
入力プラグ | – | |
質量 | 約8.5 g×2 | |
ヘッドホン部(その他) | ||
電源 | DC3.7V : 内蔵充電式リチウムイオン電池 | |
充電時間 | 約1.5時間 | |
充電方法 | USB充電(ケース使用) | |
電池持続時間(連続音声再生時間) | 最大6時間(NC ON)/最大8時間(NC OFF) | |
電池持続時間(連続通話時間) | 最大4時間(NC ON)/最大4.5時間(NC OFF) | |
電池持続時間(待受時間) | 最大9時間(NC ON)/最大15時間(NC OFF) | |
周波数特性 | – | |
マイクロホン部 | ||
型式 | エレクトレットコンデンサー型 | |
指向特性 | 全指向性 | |
有効周波数帯域 | 50 Hz-8,000 Hz | |
付属品 | ||
USBケーブル | USB Type-C™ ケーブル (約20cm) | |
保証書 | ◯ | |
取扱説明書 | ◯ | |
Bluetooth | ||
通信方式 | Bluetooth標準規格 Ver.5.0 | |
出力 | Bluetooth標準規格 Power Class 1 | |
最大通信距離 | 見通し距離 約10m | |
使用周波数帯域 | 2.4GHz帯(2.4000GHz-2.4835GHz) | |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP, AVRCP, HFP, HSP | |
対応コーデック | SBC, AAC | |
対応コンテンツ保護 | SCMS-T | |
伝送帯域(A2DP) | 20Hz – 20,000Hz(44.1kHzサンプリング時) | |
詳細 | Amazon |
良い点・気になる点
良い点
キレのあるSONYサウンド
決してフラットではありませんが、非常にキレのあるサウンドで音楽を楽しむことができます。
いわゆる「SONYサウンド」ですね。当時の「完全ワイヤレスイヤホンは音が悪い」という常識を見事に覆してくれた画期的なモデルだと思います。
スタイリッシュなデザイン
筐体が非常にスタイリッシュで、エルゴノミック(人間工学)デザインの3点支持によって見た目から想像できない程装着性も良いです。
この時期にここまでスタイリッシュな完全ワイヤレスイヤホンはあまり無かったですよね。デザインに関しても大きなイノベーションだったと思います。
強力なノイズキャンセリング機能
当時としては非常に強力で、今現在でも十分すぎるノイズキャンセリング機能を誇っています。通勤・通学時や勉強に集中したい時に非常に良いですね。
ノイズキャンセリングを効かせることで音楽の音量を下げることができるため、耳にも優しいです。
気になる点
バッテリーが微妙
筆者が購入したのは2年程前ですが、流石にバッテリーの減りの速さが目立ってきました。今は1時間持つかどうかといった感じで、他メーカーの製品と比較してもバッテリーの劣化が早い気がします。
「SONYタイマー」という都市伝説を信じてしまいそうになるくらい^^;
ちなみに自己責任とはなりますが、交換用バッテリーが市販されており、実際に交換に成功したという報告もあるため、手先が器用な方はバッテリー交換という手もあるのかもしれません。
まとめ
今回はSONYの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM3」のレビューを行いました。
販売当時は非常に人気で手に入らずにプレミア価格までついていましたが、現在は手に入れやすい価格にまで下がっています。現在でも十分な音質と性能を誇っているため、気になった方は是非詳細をチェックしてみて下さい。