【アンプとスピーカーの違い】解説|スピーカーを買うとアンプも必要??

「スピーカーを買ったけどアンプも買わないといけないの?」

「Bluetoothスピーカーをアンプ無しで使ってるけど大丈夫?」

「スピーカーとアンプの違いを知りたい!」

上記のような悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。

そこで本記事ではスピーカーとアンプそれぞれの役割を説明し、スピーカーとアンプの違いについて詳細に解説します。

本記事をお読み頂くことで以下のことがわかります。

本記事を読んでわかること
  • スピーカーを買うとアンプも必要なのかについての回答
  • アンプとスピーカーのそれぞれの役割
  • アンプの種類と運用例
  • スピーカーの種類と運用例

もしよろしければ是非、最後までお読み下さい。

目次

スピーカーを買うと別でアンプも必要?

結論から申しますと、アクティブスピーカーの場合は基本的に別途アンプは必要ありません。なぜならばスピーカーの筐体にアンプが内蔵されているからです。

スピーカーにはアンプが内蔵されている「アクティブスピーカー」と、スピーカーのみの「パッシブスピーカー」の2種類があります。(※アクティブスピーカーは「パワードスピーカー」と呼ばれる場合もあります)

アクティブスピーカーの見分け方について、基本的にスピーカー本体に電源端子がついているものやバッテリーを内蔵しているものはアクティブスピーカーです。

今人気のBluetoothスピーカーは軒並みアクティブスピーカーですね。

アンプとスピーカーのそれぞれの役割

それではアンプとスピーカーのそれぞれの役割を説明します。

アンプの役割

入力機器からの電気信号は微弱なためそのままでは充分な音量でスピーカーを鳴らすことができません。

アンプの役割は入力機器から得た電気信号をスピーカーを鳴らせるレベルまで増幅させることです。

真空管アンプの画像

アンプには信号の増幅にICチップを使用する「トランジスター式」と真空管を使用する「真空管式」に分別することができます。

真空管式は電気能率が悪く音が出るまでに時間がかかり、かつノイズを拾いやすいものの、音に独特の温かみがあるためオーディオマニアに人気の方式です。

逆に音楽制作現場などの厳しいノイズチェックが必要な現場で使用するアンプはノイズの少ないトランジスター式のアンプが好まれる傾向にあります。

スピーカーの役割

スピーカーの役割はアンプから得た電気信号を元に実際に空気を振動させて音を出力することです。

極端に言うとスピーカーとは、箱(筐体)と振動板(コーン)というシンプルなものです。

スピーカーの画像

先述しましたがアンプの内蔵されていないスピーカーを「パッシブスピーカー」、アンプの内蔵されているスピーカーを「アクティブスピーカー」と呼びます。

アクティブスピーカーは便利ですが筐体にアンプや電気回路を内蔵させる必要があるため、筐体の鳴りに制限が生じます。

また、アンプを選べないのでカスタマイズ性も低くなります。

よってホームオーディオ等を構築されている方はパッシブスピーカーを好む場合が多いです。

逆に音楽制作の現場では正確な音を出力するためにメーカーがアンプやスピーカーの組み合わせまで細かくチューニングしているアクティブスピーカーが好まれる傾向にあります。

YAMAHA MSP5 StudioやHS5などの定番と呼ばれるスタジオモニタースピーカーは得てしてアクティブスピーカーです。

アクティブスピーカーはカスタマイズ性は低いものの、機材の組み合わせ等の細かい調整をメーカーのプロが行った上で販売しているため、音響に詳しくない場合でも手軽に導入することができるのがメリットです。

プリアンプを通す場合もある

アンプにはスピーカーを鳴らす音量まで信号を増幅する「パワーアンプ」とパワーアンプの補助を担当する「プリアンプ」の2種類があります。

レコードプレーヤーなどで出力レベルが微弱な場合は「パワーアンプ」だけで一気に増幅させず、一旦信号をラインレベルまで増幅させるために「プリアンプ」を「パワーアンプ」の手前に噛ませることもあります。

現代オーディオではスマートフォンやPC、オーディオIFに内蔵のアンプがプリアンプの役割を果たすため別途プリアンプを通す運用は減っていますが、

ホームオーディオなどを構築されている方はパワーアンプはもちろん、プリアンプにもこだわる方が多いです。

また、スピーカーではなくヘッドホンを鳴らすためのアンプを「ヘッドホンアンプ」と呼びますが、ヘッドホンアンプにスピーカーを鳴らすほどのパワーは不要なため、

一般にプリアンプとして売られている商品がヘッドホンアンプとして使用されることが多いです。

まとめ

まとめ画像

以上。本記事ではアンプとスピーカーの違いについて説明しました。

オーディオ機器は1つの機材に複数の機能を盛り込んだ状態で販売されたりするので、少しややこしいですよね。

本記事のまとめは以下の通りです。

まとめ
  • アンプの役割は電気信号を増幅させること
  • スピーカーの役割は電気信号を音に変えること
  • スピーカーにはアクティブスピーカーとパッシブスピーカーがある
  • アクティブスピーカーの場合は別途アンプは不要
  • 真空管式はオーディオマニアに人気

本記事の内容が少しでも参考になりましたら嬉しいです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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