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【バランス接続のメリット】解説|バランス接続の仕組みと特徴を解説

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ヘッドホンやイヤホンの音質を向上させる手段として、バランス接続というものがあります。

バランス接続の特徴として、一般的に「ノイズが少ない」「ステレオ感が優れている」などと言われますが、どうしてバランス接続ではそのような特徴の音になるのか気になられたことは無いでしょうか?

本記事ではバランス接続の仕組みと、バランス接続を使用するメリット・デメリットについて解説したいと思います。

目次

バランス接続の仕組みとは

基本的にアンプから音の信号をケーブルに伝える際に、左右それぞれでホット(+)、コールド(-)の合計4本のチャンネル(4極)が必要になります。

一方、現在一般的に普及している3.5mmミニプラグや6.35mm標準プラグなどのアンバランス接続と呼ばれる接続方式は左右のコールド(-)を共通化してチャンネルを3本(3極)にまとめています。

3極にすることでコストダウンや量産化が容易となったためアンバランス接続が一般的に普及しました。

したがって、音響的な理想を言えばバランス接続が基本ですが、コストダウンの為に妥協した方式が今普及しているアンバランス接続ということになります。

バランス接続のメリット・デメリット

バランス接続のメリット

左右のクロストーク(干渉)が無い

グラウンド回路が共通のアンバランス接続は左右の信号が干渉してしまう「クロストーク」という現象が発生する場合があります。

一方、バランス接続は左右の回路が完全に独立するため、クロストークによるノイズ混入の恐れが殆どありません。

左右の音がきちんと分離する

左右の音が完全に分離することで、定位感(音の方向の認識しやすさ)がさらに向上します。

定位が良くなれば空間把握がしやすくなるため、モニタリングやゲーミングでも力を発揮することができます。

レスポンスが向上

1台のアンプで左右の出力を担当するアンバランス接続と異なり、バランス接続は独立して左右1台ずつのアンプで駆動します。

よってアンプ1台あたりの負担が小さくなるため、スルーレートが向上してレスポンスが向上します。

レスポンスが向上することにより、音の輪郭とリズムが明瞭になり、非常にタイトできめ細かい音質で音楽を楽しむことができるようになります。

バランス接続のデメリット

バランス接続対応機器が必要

バランス接続に対応したアンプが必要になります。現在はオーディオ関連機器でかなり対応品増えてきた印象ですが、3.5mm端子のみのアンプもまだ数多くあるため、バランス接続を楽しみたい方はバランス接続対応のアンプを選択するようにしましょう。

なお、筆者の個人的意見ですが、FiiO関連のアンプは非常に繊細で高解像度な音質が特徴で、バランス接続の恩恵を享受しやすい製品を数多く販売しています。

接続端子が統一されていない

ひと口にバランス接続といっても、XLR端子(キャノン端子)、2.5mmバランス端子、4.4mmバランス端子と3種類のコネクタが存在します。

今後は4.4mm5極端子に統一されていく流れのため、これからバランス接続対応商品の購入を考えている方は特別な理由の無い限り、4.4mm端子のものを選ぶのが無難です。

まとめ

以上、本記事ではバランス接続の仕組みと、バランス接続を使用するメリット・デメリットについて解説しました。

アンバランス接続やバランス接続の音の違いを比較するのも非常に楽しい作業です。家電量販店やイヤホン専門店で試聴できる時間があれば、是非一度実際にお試しになってみてください。

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