「本格的なアンプが欲しいけど、DAPを買えるような予算はない」
「スマホで高音質な音楽が聴きたい」
「ノートPCを本格的なオーディオ機器にしたい」
このような人は多いですよね。音楽は好きだけど何十万円もするDAP(デジタルオーディオプレーヤー)には流石に手が出せない人、とても多いと思います。
実は手持ちのPCやスマホ、タブレットを本格的なDAPと遜色のない音質に変化させる魔法のような道具があります。
その名も、「DACスティック」
DACスティックとはスマホやPCに接続するための小さなDACアンプで、これを接続すればスマホやPCに内蔵のアンプとは次元の異なる高品位なサウンドを出力することができるようになります。
今回は数あるDACスティックの中でも特にコスパに優れて評判の良い「iBasso Audio DC04PRO」について紹介したいと思います。
iBasso Audio DC04PROの概要
概要
iBasso Audioは中国に本拠を置く音響機器メーカーで、ヘッドフォン・イヤフォン用のポータブルアンプ・DAC・DACの開発・製造を主としています。
低価格ながら音質に定評のあるモデルを量産しているメーカーで、今回紹介するDC04PROも数ある名器の内の一つです。
スペック・仕様
DC04PROスペック・仕様は下表の通りです。
ボディ | |
筐体 | アルミニウム |
サイズ | 59mm×23.4mm×12.1mm |
重量 | 21g |
本体カラー | グレー / ブルー |
スペック | |
DAC チップ | CS43131×2 |
入力端子 | USB Type-C 端子 |
出力端子 | 3.5mmシングルエンド 4.4mmバランス |
PCM対応 | 最高 384kHz/32bit までのネイティブ再生に対応 |
DSD対応 | 最高 11.2MHz までのネイティブ再生に対応 |
オーディオ特性 | |
3.5mm シングルエンド出力 | |
出力レベル | 2.0Vrms(32Ω負荷) 2.0Vrms (300Ω負荷) |
THD+N | 0.00018% (300Ω負荷) |
S/N比 | 127dBA |
ダイナミックレンジ | 126dBA |
周波数特性 | 20Hz~40kHz ±0.5dB |
出力インピーダンス | <0.2Ω |
4.4mm バランス出力 | |
出力レベル | 3.0Vrms(32Ω負荷) 4.0Vrms (300Ω負荷) |
THD+N | 0.00013% (300Ω負荷) |
S/N比 | 131dBA |
ダイナミックレンジ | 128dBA |
周波数特性 | 20Hz~40kHz ±0.5dB |
出力インピーダンス | <0.4Ω |
付属品 | Type-C to Type-C OTGケーブル Lightning to Type-C OTGケーブル Type-C to USB-A 変換アダプタ クイックスタートガイド 製品保証書 |
良い点と気になる点
DC04PROの良い点と気になる点を以下に記述します。
良い点
DC04PROの良い点は以下のとおりです。
- クリアな音質で低ノイズ
- ボリューム段階が細かい
- 専用アプリでさらなるカスタマイズが可能
- ケーブル交換が可能
クリアな音質で低ノイズ
音質は非常に見通しがよく、クリアで音の輪郭がくっきりとします。
かつ非常に低ノイズで、音源の音だけをきっちりと鳴らしてくれます。
ボリューム段階が細かい(100段階)
ボリュームの段階が100段階と、非常に細かく調整できます。
機種によっては10段階くらいしか無く、1回ボリュームボタンを押すと大きく音量が変化するような物もあるため、このボリュームの細かさは非常に良いと思いました。
専用アプリでさらなるカスタマイズが可能
Android専用アプリの「iBasso UAC」をインストールすることで「Gain設定」、「デジタルフィルター」、「ECOモード」などの本体からアクセス出来ない機能までアクセスすることが出来ます。
一度設定したらあまり使わない機能を本体から変更できないようにしているのは誤設定を防ぐ観点からとても良いと思います。
ケーブル交換が可能
DACスティックはケーブルと一体になっている機種も多いのですが、DC04PROはケーブルの交換が自由にできます。
以下の写真が付属のケーブルですが、「もっと長いケーブルが良い」や「プラグだけでケーブルは不要」といった要望にも対応することが出来ます。
また、単純に万一断線してもケーブルの交換だけで済むのも非常に良いですね。
気になる点
DC04PROの気になる点は以下のとおりです。
- 専用アプリを使えるのはAndroidだけ
- iPhoneはDAC側でボリュームコントロール不可
専用アプリを使えるのはAndroidだけ
専用アプリの「iBasso UAC」はAndroidスマホにしか対応していません。PCやiPhoneからはアプリ越しの機能変更ができないため注意が必要です。
iPhoneはDAC側でボリュームコントロール不可
iPhoneに接続した場合は、ハードウェア側の音量は100(MAX)に固定されるため、スマホ側での音量コントロールが必要になります。
正直、本体側でボリュームをコントロールする機会はあまりないと思うのでそこまで大きなデメリットでも無いように思います。
こんな方におすすめ!
DC04PROはこんな方におすすめすることができます。
- スマホを本格的なオーディオ機器にしたい
- DAPを買う予算が無い
- 動画コンテンツをよく見る
- ノートPCの音を良くしたい
スマホを本格的なオーディオ機器にしたい
スマホを本格的なオーディオにしたいという方におすすめできます。
スマホ本体だけではアンプが非力だったり、そもそもイヤホンジャックがついていないものも最近は多いですよね。
スマホに繋ぐだけで有線イヤホンやヘッドホンで高音質な音楽を聴くことが可能になります。
DAPを買う予算が無い
DAPは安くても10万円近くし、高いものだと百万円を超えるものもあります。
いくら音楽が好きでも流石にそこまで出費できる人は少ないですよね。
DC04PROは1万5千円程度で購入できるため、かなりコストを抑えながら本格的な音質で音楽が聴けるようになります。
動画コンテンツをよく見る
本格的なDAPは音質面に全振りしているモデルが多く、性能自体は低いものが多いです。また本体も重く、手軽に動画を観たりすることは難しいモデルが多いです。
DC04PROを使用すれば、操作性や性能はスマホのまま、本格的なオーディオ音質で動画コンテンツを視聴することが可能になります。
動画をよく観る人にとっては間違いなくQOLが爆上がりするアイテムになるでしょう。
ノートPCの音を良くしたい
出張時やカフェでの作業時にノートPCを使う人は多くいると思いますが、ノートPCに付属のイヤホンジャックはアンプが非力なためノイズが混ざっていたり音質が悪いことが殆どです。
DC04PROはパソコンにも接続することができるため、DC04PROを使用すればノートPCでの作業時に高音質で音楽を聴いたり動画を観たりすることができるようになります。
まとめ
手持ちのスマホを本格的なDAPと遜色のない音質に変化させることのできる魔法の道具「DACスティック」
その中でも非常にコスパが高い人気機種の「iBasso Audio DC04PRO」について紹介させて頂きました。
オーディオ機器としては値段も手頃で、手持ちのイヤホンやヘッドホンの音質を底上げすることができる非常に高品位な商品です。
気になった方は是非詳細をチェックしてみて下さい。