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【AKG K872-Y3】レビュー|完璧で究極のヘッドホン

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AKG K872-Y3はAKGの開放型フラッグシップヘッドホン「K812」の技術を用いながら密閉型に特化したチューニングを施したモデルです。

コロナ禍前に一度試聴し、これはどうしても欲しいと思っていたのですがコロナ禍で材料の供給が厳しくなったらしく、安定した生産が出来ないことから正規代理店のヒビノさんが受注を一時停止していました。

人気なモデルなこともあって転売ヤーの餌食になり、コロナ前は13万円程度だったのが60万円くらいの高値になってしまい容易に手に入らなくなってしまっていました。

それが最近になって生産が安定したのかコロナ前の価格に戻りつつあります。

もう手に入らないと思ってたのですが、ようやく手にすることが出来て非常に嬉しいです。

本記事ではこの「AKG K872」について紹介したいと思います。

目次

スペック・仕様

スペックの概要は以下のとおりです。

インピーダンス:36Ω
ドライバー径:53mm
周波数:5~54,000Hz

ドライバー径は極大ですね^^;

再生可能周波数もかなり広くインピーダンスも36Ωと比較的鳴らしやすいため特別なアンプは必要とせずオーディオインターフェース直刺しでも十分な音量がとれます。

(参考までに人気のTAGO STUDIO TAKASAKI T3-01は70Ωです)

詳細なスペック・仕様はサウンドハウスさんの商品ページのリンクを貼っておきますので以下よりご確認ください。

サウンドハウス商品ページ

良い点、気になる点

・モニター用途として完璧な音
・リスニング用途でも高い評価
・長時間使用しても痛くならない装着感
・やたら長い3年保証

・エージングにかなり時間がかかる
・頭を上下に動かす作業には向かない
・消耗品が高価

良い点

モニター用途として完璧な音

モニター用途とひと口に言っても、

・楽器演奏時の返し
・ミックス、マスタリング時の音量バランスチェック
・最終のノイズチェック

など多岐に渡るのですが、この1台で全てを網羅することが出来ます。

どの音域にフォーカスしても全てしっかり分離して細かいニュアンスまでクリアに表現しています。
遮音性も非常に高いためスタジオ内での使用も全く問題ありません。

モニターヘッドホンの象徴として右側ハウジングに『Reference Headphones』と印字されています。

リスニング用途でも高い評価

モニターヘッドホンにありがちな高域だけシャキシャキしていたり音が近く平面的で退屈なモノとは別次元です。

柔らかい音は柔らかく、硬い音は硬く、近い音は近く、遠い音は遠く、立体感があってリアリティが非常に高いです。

分析的な聴き方もできますが、音楽のリスニング用途でも映画観賞用途でもゲーム用途でも間違いない音質です。

質感やデザインも高級感があり所有欲を満たしてくれます

長時間使用しても痛くならない装着感

筆者は1週間の内、1日が出社で残り4日は在宅ワークという環境で仕事をしています。

在宅ワーク時は一日中ヘッドホンを着用していることもあるのですが、普通のヘッドホンは2時間くらいで耳の周りや耳本体、あるいは頭頂部が痛くなるのですが、これは全く痛くなりません。

イヤーパッドがかなり深く作られているため耳がすっぽり入り、側圧もかなり優しめですが頭頂部に全荷重がかかる訳でもなく、非常にうまく荷重分散されています。

深いイヤーパッド。耳をすっぽり包んでくれます

やたら長い3年保証

保証期間が3年もあります。ヒビノさんが販売しているモデルは語尾にY3とついているのですが、これは3年保証という意味です。

具体的にはAKGの保証2年にヒビノさん独自保証の1年がついています。

そもそもAKGの2年保証だけでも相当凄いのですが、3年保証は本気で凄いですよね。製品名に入れてアピールする理由も解ります。

ということでヒビノさん代理のAKG製品は中古ではなく新品の購入を強くお勧めします。

気になる点

エージングにかなり時間がかかる

箱出し直後の音はかなり重心が高く、低域も高域も硬いです。全体的にギンギンした音で音場も狭めです。

著者も「アレ?試聴時に聴いた音じゃないな、、」と思いました。

結論から言うと、エージングにかなり時間がかかります。

ネットでレビュー等見ていると「あぁ、これは多分エージング前に書いたレビューだな。」と思うことが多々あります。「重心が高い」「高域が硬い or 刺さる」、「低音が弱い」、「音場が狭い」といったワードがレビューに出てきたら箱出し直後でレビューしていると判断して間違いないと思います。

おすすめのエージング音源を以下に貼っておきます。そこそこの音量でそれぞれ3日くらい鳴らすとかなり硬さが取れて音の深みが増し、いい感じになります。

ただ、密閉型にしては音漏れが大きいため、エージング中はうるさくてノイローゼになりそうでした。

口径が53mmなので、もはや小型スピーカーですね^^;

頭を上下する作業には向かない

側圧が非常に優しいため、頭を縦に上下させたりするとズルズル滑ります。常にPCと向かい合うような作業なら問題ないのですが、勉強や書き物、基準書等を頻繁に読む設計職の仕事など、頭の動きが(物理的に)多い作業にはあまり向かないです。(私が個人的に仕事をしながら感じていることです)

消耗品が高価

消耗品であるイヤーパッドは片方で13,800円、ケーブルは16,800円と非常に高価です。

イヤーパッドの交換だけで安いヘッドホンが購入できるくらいの価格のためライフサイクルコストがそこそこ高くなります。

まとめ

特にエージングについては前後でかなり印象が変わります(多くの人にとっていい印象に変わると思います)

箱出し直後で何か印象が違うと感じている方は是非試してみてください。

もうマトモな価格では手に入らないと諦めかけていたので、サウンドハウスさんで在庫が復活してるのを見た時は飛び上がるように嬉しかったです。

eイヤホン等でも試聴できるので、是非一度試聴なさって欲しいヘッドホンです。

また、見た目がそっくりで開放型のK812も相当良いので試聴時には是非こちらも併せて試聴なさってください。

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この記事を書いた人

ポタオデとコーヒーとちいかわとサウナと大喜利とゲーム実況とAPEXが好き。X(旧Twitter)もやってるので是非遊びにいらして下さい!!


X ID:@nabelog_blog

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