今回はドイツ発祥の老舗オーディオブランド「SENNHEISER」が販売しているカナル型イヤホン「SENNHEISER CX300 Ⅱ」のレビューを行います。
結論から言うとゼンハイザー製品にしては珍しく重低音に全振りしたモデルで、深く沈み込みながら地を這う低音が非常に心地よく、仕事やスポーツ前のテンションを上げたい時に最適なイヤホンです。
スペック・仕様
スペック・仕様の概要を下表に整理しました。
型式 | ダイナミック・カナル型 |
周波数特性 | 19~21,000Hz |
インピーダンス | 16Ω |
音圧レベル | 113dB |
質量 | 約10g |
接続ケーブル | ケーブル長1.2m(U型) 3.5mmステレオミニプラグ(L型) |
付属品 | イヤーアダプターセット(S/M/L) キャリングポーチ |
詳細 | Amazon |
final E3000との比較
各評価項目をレーダーチャートに整理しました。
本ブログでは全ての有線イヤホンをfinalのE3000と比較しています。また、E3000の各評価項目を「5」としています。何かを評価する時は標準的な比較対象があると解りやすいですよね。
なお、チャートは計測値ではなく筆者の主観であることについてはあらかじめご了承ください。
重心がかなり低く、低音の深さと量感の凄まじさはもはや「ドンシャリ」ではなく「ドン」です。
解像感は低めで少し籠もった印象のためボーカルやメインパートは遠くに感じますが、意外にも定位感は良い感じ。非常に楽しいサウンドのイヤホンだと感じました。スラッシュメタルやEDMなどとの相性が抜群で、テンションを上げたい時に使いたいですね。
良い点・気になる点
良い点
深く沈む迫力の重低音
小さな筐体からは想像できない程量感のある重低音が出力されます。低音の量感は筆者の所有しているイヤホンの中でもトップレベルです。
ジャンルを選びますが、ハマればこれ以上にハマるイヤホンはないと思います。クラブ系のダンス・ミュージックやヒップホップ、スラッシュメタルなどはかなりハマります。
トッププロゲーマーで利用者が多数
意外に定位が良く、FPSのトッププロゲーマーでも利用者が多数います。APEX世界トッププレーヤーのインペリアル・ハルさんや日本人最強のCHEEKYさんも使用されていますね。
高域がかなり抑えられていて音が全体的に柔らかいため、銃声が耳に痛くないのも人気の理由かと思います。
SHURE掛けもできる
イヤホンの構造に上下がないため、ケーブルを耳の裏から引っ掛ける、いわゆる「SHURE掛け」ができます。SHURE掛けをすることでタッチノイズ(カナル型イヤホンを装着しながらケーブルに触れるとゴソゴソというノイズが入る現象)が軽減され、イヤホンも外れにくくなるため運動等をしながらでもストレスなく音楽を楽しむことができます。
気になる点
リケーブルは不可
この価格帯のイヤホンに求めるものではないとは思いますが、リケーブルは不可です。
逆に粗を探してもこの程度しか気になる点が出てこないくらい優等生です。
まとめ
以上、今回はドイツ発祥の老舗オーディオブランド「SENNHEISER」が販売しているカナル型イヤホン「SENNHEISER CX300 Ⅱ」のレビューを行いました。
ゼンハイザー製品にしては珍しく重低音に全振りしたモデルで、深く沈み込みながら地を這う低音が非常に心地よく、仕事やスポーツ前のテンションを上げたい時に最適なイヤホンです。
気になった方は是非、詳細をチェックしてみて下さい。