筆者はパンタグラフ式キーボードの「Logicool MX Keys S」と静電容量無接点方式のメカニカルキーボード「東プレ REALFORCE R3S」を愛用しています。
どちらも人気のキーボードのため、この両者で迷っている人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では両者を愛用している筆者が、パンタグラフ式とメカニカル式のどちらが良いのかを比較・解説したいと思います。
本記事の内容が皆様のキーボード選びの参考になりましたら幸いです。
結論:通常業務はパンタグラフ、長文入力はメカニカル
いきなり結論ですが、通常業務はパンタグラフ、長文入力はメカニカルが良いと筆者は考えています。
通常業務はパンタグラフ
筆者はシステムエンジニアを経験し、今は構造設計関係の技術職をしているのですが、いずれも業務を行う上で長文を打つことは殆どありません。
それよりもビジネスメールやCADのコマンド入力、計算ソフトへの数値入力などが多いです。短文や数値入力をする際にメカニカルキーボードのストロークの深さは少し邪魔に感じます。
SEが仕様書をまとめたりプレゼン資料を作る際も同様にそこまで文字入力数は多くないです。開発もフレームワークやライブラリの進歩によってゴリゴリプログラムを書くことが減りましたよね。最近はAIがプログラムを書いてくれたりもします。
長文入力はメカニカル
逆にライターやブロガーなど、長文を書く場合はメカニカルキーボードが良いと考えています。
パンタグラフキーボードはストロークが浅いためすぐに底打ちし、指に硬質な衝撃が作用します。文字入力数が少ない場合はあまり問題ないのですが、文字数が多くなるにつれダメージの蓄積により指が痛くなってきます。
対するメカニカルキーボードはストローク幅が大きいためクッション性が高く指への負担が小さいです。また、メカニカル独自の打鍵感も良いですよね。
それぞれのメリット
それではパンタグラフ式キーボードとメカニカルキーボードのそれぞれのメリットを解説します。
パンタグラフ式キーボードのメリット
薄く収納力が高い
パンタグラフ式キーボードは非常に薄いため収納力が高いです。この特性は持ち運び時も便利で、ビジネスバッグに収納したり机の引き出しにキーボードをしまうことも容易です。
この取り回しの良さは他の方式のキーボードには無い良さですね。
手首への負担が小さい
メカニカルキーボードはキーボードに厚みがあるため、普通に使用すると手首を反らせる必要があり、手首への負担が大きいです。
メカニカルキーボードを長時間使用する場合、パームレストは必須でしょう。
対するパンタグラフ式キーボードはキーボードが薄いため手首への負担が小さく、パームレストは特別な理由の無い限り必要ないでしょう。
高速タイピングが可能
パンタグラフ式キーボードはキーストロークが浅いため、軽いタッチで入力することが出来ます。
物理的な指の動きも最小限でタイプすることができるため、メカニカルキーボードと比較して高速で入力することが可能です。
メカニカルキーボードのメリット
打鍵の感触を楽しめる
パンタグラフ式キーボードはどのモデルもキーストロークが浅く、基本的に「ペチペチ」といった感じで打鍵感が良いとは言えません。
対するメカニカルキーボードはストロークが深く、クリック感の少ない赤軸やクリック感の強い青軸、中間の茶軸、「スコスコ」「コトコト」といった打鍵感が特徴の静電容量無接点方式など様々な打鍵感を楽しむことが出来ます。
特に長文を打ち込む際に打鍵感は非常に重要と筆者は考えており、キーボードでリズムを刻むように文章を紡いでいけるのはメカニカルキーボードならではの良さだと思います。
カスタマイズ性が高い
メカニカルキーボードはカスタマイズ性が非常に高く、キーキャップを交換して色合いを変化させることができます。
また、機種によってはキースイッチ本体を変えることで打鍵感を変化させることも可能です。
他にもサイレントリングなどで静音性を向上させたりキースペーサーを噛ませることでキーストロークを浅くしたりすることも可能です。
カスタムして自分好みのキーボードを作れるのもメカニカルキーボードのメリットですね。
まとめ
以上。今回はパンタグラフ式キーボードとメカニカルキーボードを比較し、筆者なりにそれぞれのメリットを述べました。
筆者の持論ではありますが、仕事をする上では無機質なパンタグラフキーボードがおすすめで、副業でライターやブログ、プログラミングなどの長文を入力する場合はメカニカルキーボードのほうが楽しくておすすめです。
本記事の内容が皆様のキーボード選びの参考になりましたら幸いです。最後までお読み頂きありがとうございました。