Bluetoothイヤホンで音楽を聴いていると突然「パン!」や「コン!」といった破裂音が鳴り、耳がキーンと痛くなったご経験はないでしょうか。
もしかしたらそれは、Bluetoothコーデックが原因かもしれません。
本記事ではワイヤレスイヤホンから破裂音がする原因と解決策を紹介いたします。
結論:それはaptXコーデックが原因かも
原因はイヤホンの故障など色々と考えられますが、もし貴方のご使用されているスマートフォンがAndroid端末の場合は、コーデックが原因かもしれません。
結論からいうと、aptXシリーズのコーデックは仕様上破裂音が鳴るというバグが潜んでいます。
具体的には、aptXシリーズのコーデックは通信が不安定になっても音声データを捨てずに蓄積していき、通信が安定した瞬間に一気に流し込むという仕様的なバグを内在しています。
コーデックの仕様のため、機種に関係なく通信が一旦不安定になると次に安定した時に破裂音が生じるんですよね。。
こんなので高音質コーデックを謳うのはどうかと思います。。
解決策
考えられる解決策を紹介していきます。
aptX非対応のスマホを使用する
まず、aptXに非対応のスマホを使用するという方法があります。
具体的にはiPhoneを使用することですね。ただ、イヤホンのためにスマホの機種変更をするというのは現実的ではないような気もします。
コーデックを変更する
コーデックを変更してaptXを変更するという方法もあります。
変更方法は、完全ワイヤレスイヤホンのアプリが対応していればアプリから変更するのが一番良いですが、専用アプリの無いイヤホンの場合はAndroidの設定から変えることが出来ます。
ただし、Androidの種類によってはコーデックの変更に対応していないものや、変更しても再接続するとaptXに戻る物もあるため、機種によっては中々解決が難しい場合もあります。
AptXシリーズ非対応のイヤホンを選ぶ
筆者一番のおすすめ解決方法です。そもそもaptXシリーズに対応していないイヤホンを選ぶことです。
aptXのバグは結構有名なバグのため、採用していないブランドも多々あります。
傑作と名高い完全ワイヤレスイヤホン「Technics EAH-AZ80」もaptXシリーズをごっそり省略して、高音質コーデックはLDACのみ対応しています。
AZ80は筆者も愛用している完全ワイヤレスイヤホンで音質も最高なのですが、機能面もこういった細かい部分まで行き届いてるんですよね。
ちなみに、ピエール中野氏監修の「ピヤホン6」もaptX非対応です。やはりユーザー目線に立てる人はこういう配慮ができるんですよね。
まとめ
aptXシリーズは「高音質コーデック」という謳い文句で様々なイヤホンに搭載されていますが、破裂音が生じるという致命的なバグを仕様上はらんでいるという、もはや最低音質コーデックじゃないかと筆者は思っています。
逆に、aptXシリーズをごっそり不採用にしているブランドを見ると「さすが解ってるなぁ」と思ったりもします。
イヤホンから不定期に生じる不快な破裂音に悩まされている方がおられましたら、是非本記事をご参考にして頂けると幸いです。