筆者は超人気バトルロワイヤルFPSゲーム「APEX Legends」をよくプレイしているのですが、ゲームプレイだけでなくゲームパッドや周辺機器を変えたりして操作性の変化を楽しんだりもしています。
今回は最近購入した「Xbox Elite ワイヤレスコントローラー シリーズ2(以下、エリコン2)」を紹介したいと思います。
エリコンといえばAPEXの世界大会で数多くの優勝実績を持っている「インペリアル・ハル」選手が愛用していたことでも有名ですね。
結論からいうと、多少気になる点はあるものの非常に高級感のある質感で所有欲を満たされる上に、長時間ゲームをプレイしても疲れにくいグリップ感や各ボタンのクリック感など、価格に相応しい製品と感じました。
スペック・仕様
スペック・仕様の概要を下表に整理しました。ゲームパッドにしては重量がありますが、グリップ感が非常に良いため筆者はプレイ中に疲れを感じることはありませんでした。
重量 | 345g(背面パッドフル装着時) |
本体サイズ(H×W×D) mm | 160×175×75mm |
バッテリー | 本体内蔵 |
対応インターフェース | Bluetooth/USB-C |
背面パッド | 4箇所(着脱可能) |
ヘアトリガー機能 | 有(3段階) |
サムスティックの調整 | 可 |
同梱品 | コンプリートコンポーネントパック USB-Cケーブル |
価格 | 21,428円(推定小売価格) |
詳細 | Amazon |
良い点・気になる点
良い点
質感が最高
見た目や手触り、各ボタンの反応やクリック感全てに高級感があり、所有欲が非常に満たされるゲームパッドです。
グリップ部の材質がプラスチックと書かれているレビューを見かけて少し不安だったのですが、実際に確認するとプラスチックではなく硬質ラバーで安心しました。
プラスチックと硬質ラバーでは硬度は似ていますが摩擦係数が全然違うので触ればわかります。非常にグリップ感が良く、気持ちよくプレイすることができます。
XboxおよびWindowsとの相性が良い
エリコン2はXbox純正コントローラーのためXboxとの相性が非常に良いです。Xboxは周辺機器の制約が非常に厳しいため正式ライセンス取得品以外は基本的に認識しないため、Xboxに接続できるコントローラーとしてはエリコン2は最上級のコントローラーになります。
また、XboxはMicrosoft製品のため、Windowsとの相性も非常に良いです。
キーストロークを3段階調整可能なトリガーロック
背面の3段階スイッチを切り替えることで、RT及びLTボタンのキーストロークを変更することができます。
キーストロークが変更できるメリットは、たとえばFPSなどの射撃を行うゲームはキーストロークを浅くしておくと早く撃つことができるので戦闘で有利になります。また、キーストロークを深くすればレーシングゲームのアクセル制御などが細かく調整できるようになります。
プレイするゲームジャンルによって瞬時にトリガーのキーストロークを変更できる仕様は非常に良いと感じました。
着脱可能な4つの背面パッド
背面パッドが4つあるため、よくある「しゃがみ」や「ジャンプ」の他にも、例えば「回復」や「リロード」、「グレネード」などを割り当てることができます。
スティックやトリガーから指を離さなくても殆ど全ての操作が出来るようになるため、背面パッドが4つあるのはやはり有利ですね。
また「着脱可能」というのがミソで、背面パッドは2つしか要らない人や1つだけで良い人、全く要らない人様々おられると思うので、そのような方は適宜背面パッドを外すことで誤入力を防ぐこともできます。
多彩なカスタマイズが可能
付属品が非常に充実しており、好みのスティックや十字キーに交換することができます。
また、スティックの硬さも付属品で調整することができます。物理的なカスタマイズ性がここまで高いゲームパッドは珍しいですね。
また、キー配置はMicrosoftストアにある無料アプリの「Xbox アクセサリ」を使用することで変更することができます。キープリセットは本体に3パターン登録可能で、コントローラーの中央のボタンを押すことで瞬時にプリセットを切り替えることができます。
例えば「通常のキー配置」「APEX用のキー配置」「モンハン用のキー配置」のようにプリセットを登録しておけば、使用するゲームによって瞬時にキー配置を切り替えることができます。
気になる点
性能だけで評価すると2万円は高いかも
非常に質感が良く満足しているのですが、ホールエフェクトセンサーもなければ1,000Hzのポーリングレートのような機能も搭載されていません。
性能面はBig Big Won製やGame Sir製のゲームパッドと比較すると見劣りしてしまう部分かもしれません。
初期不良問題が多い
筆者の個体は大丈夫だったのですが、ネットを見るとAボタンの反応が悪かったり、場合によってはAボタンが陥没してしまう個体もあるようです。
2万円もする高級品のため、品質管理はしっかりして欲しいですね。
bluetoothの精度が微妙
bluetoothの精度が微妙で接続が途切れ途切れになったり押していないキーが反応したりします。したがって無線運用の場合は2.4GHzの専用アダプターが必須なのですが、純正品は価格が高騰していて中々手が出る価格ではありません。
接続機がXboxの場合はそのまま無線運用ができるのですが、PCでの運用を検討している方は注意が必要です。
なお、品質は落ちますがサードパーティ製なら安価なアダプターもあります。ちなみに筆者はこちらを使用しています。
スティックドリフトは顕著
APEXをプレイする場合、リニア感度のデッドゾーンなしではスティックドリフト現象(スティックから手を離しても視点が勝手に動く現象)が結構強めに発生します。ホールエフェクトセンサー非搭載のため、使い続けるともっと酷くなると予想できます。
したがって筆者はクラシック感度に変更しました。クラシック感度ではスティックから手を離してもピタリと止まります。
なお、余談ですがプロのトッププレーヤー方のプレイを観ているとスティックドリフト現象を生じたままプレイしている方が沢山おられるので、リニア感度でドリフトが発生しても慣れてしまえばプレイに影響はないのかもしれません。
まとめ
以上、今回は「Xbox Elite ワイヤレスコントローラー シリーズ2(通称:エリコン2)」を紹介しました。
多少気になる点はあるものの非常に高級感のある質感で所有欲を満たされる上に、長時間ゲームをプレイしても疲れにくいグリップ感や各ボタンのクリック感など、価格に相応しい製品と感じました。
気になった方は是非、詳細をチェックしてみて下さい。