今回はSOUND PEATS様からご提供頂いた完全ワイヤレスイヤホン「H3」のレビューを行います。
- SOUND PEATSのフラッグシップモデル
- 1DD、2BAのハイブリッドドライバー構成
- ハイレゾワイヤレス対応(LDAC、aptX-Lossless)
- SOUND PEATSの最上位クラスノイズキャンセリング
H3はSOUND PEATSのフラッグシップモデルに位置し、1万円未満のハイコスパイヤホン・ヘッドホンに定評のあるSOUND PEATSにしては珍しく1万円を超えるモデルです。
IEMデザインのシェルやレザー調のケースなど、デザインや質感にもこだわっていることが見て取れます。

提供品ではありますが実際に使用して気になった点も記載しておりますので、試聴なしでのご購入を検討されている方は是非、本記事もご参考にして頂けると嬉しいです。
本記事の最後にお得なクーポンコードも掲載しています。

SOUND PEATSとは
まず最初にSOUND PEATSについて説明します。
SOUND PEATSは中国の深センに本社を置く15年の歴史を持ったイヤホン専門ブランドです。
世界30の国・地域で累計3,000万台のイヤホンを販売してきた実績のあるメーカーで、主に1万円未満のハイコスパイヤホン・ヘッドホンを販売しています。
Amazon・楽天市場などネットショップやe☆イヤホンなどの専門店や家電量販店などの実店舗でも見かけたことのある方は多いのではないでしょうか。
また、実際にSOUND PEATS製品を所有している方も多くおられると思います。
私も個人的にイヤーカフ型のワイヤレスイヤホン「CC」を愛用しています。

SOUND PEATS H3のスペック・仕様
次にスペックと仕様について説明します。
本製品のスペック・仕様を下表に整理しました。
製品名 | SOUNDPEATS H3 (サウンドピーツ エイチスリー) |
---|---|
カラーバリエーション | 充電ケース:ブラック 本体:クリアゴールド |
タイプ | ワイヤレス |
形式 | カナル型 |
本体操作 | タッチ |
ドライバー方式 | 12mmダイナミックドライバー(PU+ウール素材)×1 バランスド・アーマチュアドライバー×2 |
ハイレゾ認証 | ○ |
Snapdragon Sound | ○ |
再生周波数帯域 | 20Hz—40KHz |
対応コーデック | SBC/AAC/LDAC/aptX/aptX Adaptive/aptX Lossless |
Bluetoothチップ | QCC3091 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.4 |
Bluetoothプロファイル | A2DP、AVRCP、HSP、HFP |
最大持続時間(単体) ※AAC 60%音量 通常モード | 7時間 |
最大持続時間(本体) ※AAC 60%音量 通常モード | 37時間 |
重量 (単体) | 6g |
重量 (ケース&イヤホン本体) | 53g |
サイズ (単体) | 25.64×22.16×25.97mm |
サイズ (本体) | 70.88×48.18×31mm |
充電時間 (単体) | 1時間 |
充電時間 (本体) | 2時間 |
充電コネクタ | USB Type-C |
急速充電 | ○(10分→2時間) |
AI適応型(アダプティブ)ノイズキャンセリング | ○(-55dB) |
外音取り込み機能 | ○ |
内蔵マイク | 片側3基 |
通話用ノイズキャンセリング | ○(cVc 8.0) |
風切り音低減 | ○ |
マルチポイント | ○ |
ゲームモード | ○(60ms 低遅延) |
聴感テスト | ○ |
専用アプリ | ○ |
●Google Play「PeatsAudio」 ●App Store「PeatsAudio」 | |
PeatsAudio機能 | ・ノイズキャンセリングモード変更 ・ゲームモードスイッチ ・マルチポイントスイッチ ・タッチ操作カスタマイズ ・タッチコントロールを無効にする ・イコライザー調整 ・音声ガイダンスの言語の切り替え ・音声ガイダンスの音量調整 ・イヤホンを探す ・LDACスイッチ ・装着テスト |
防水性能 | IPX5 |
付属品 | USB Type-C充電ケーブル、説明書、アプリカード、イヤーチップ(XS/S/M/L/XL)、ピーツくんのステッカー |
通常価格 | 15,880円 |
発売日 | 2025年5月23日 |
商品ページ | Amazon |
高音質コーデックのLDACやAptX-Losslessに対応しているのは良いですね。
SOUNDPEATS H3を実際に使用して良かった点、気になった点
それでは実際に使用して良かった点、気になった点を紹介します。
良かった点
まず最初に良かった点を述べます。
良かった点①:迫力のある重低音
最初に本イヤホンのサウンドについてです。
本イヤホンを簡単に表現すると低域と超高域を強調した「ドンシャリサウンド」です。
特に低域の表現力が高く、イコライザーで低音強調にしても音割れせずにここまでの深い低音を鳴らせるのは中々のポテンシャルの高さを感じます。
デスメタルやスラッシュメタル、HIP-HOP好きには刺さる音質特性と思います。
良かった点②:快適な装着感
次に装着感についてです。
筐体は大きめですが片側6.3gと軽いです。

また耳の形状にフィットするような立体構造になっており、私の耳にはかなりフィットしました。

良かった点③:ゲーミングモード時はRPGなら快適にプレイ可能
次に遅延性能についてです。
遅延性能をサウンドテスターで計測しましたが、ノーマルモードで300ms程度、ゲーミングモードで60ms程度の遅延性能でした。
人が遅延を感じないためには40ms程度以下にする必要があるため音ゲーは不可能ですが、RPG等は快適にプレイすることができます。

良かった点④:質感と高級感
筐体がIEMデザインで質感が良いです。黒と金を基調として一部レザー調となっており、高級感のあるデザインですね。

気になった点
次に気になった点を述べます。
気になった点①:主旋律が遠い
まず音質特性について気になった点ですが、中高域が控えめで女性ボーカルやリードギター、ヴァイオリンなどの主旋律が遠くに聴こえます。
これはかなり賛否が分かれる特性のような気がします。
どうしても気になる場合は、専用アプリのパラメトリックイコライザーで800~2kHzあたりを強調すればある程度は矯正することはできますが、それでも女性ボーカルが近くに聴こえて欲しいという人には正直おすすめできません。
気になった点②:ノイキャン用マイク位置
次にノイキャン用マイク位置が気になりました。
ノイキャン用や外音取り込みに使用するマイク位置が本体上部にあり、これがイヤホンを装着する際や取り外す際にマイクが指に触れてゴソゴソと少し不快な音が鳴ります。

風切り音対策としては良い位置と思いますが、恐らく髪の毛の長さによっては髪の毛がマイクに干渉してしまうと思います。
マイク位置についてはもう少し工夫したほうが良かったのでは?と思いました。
気になった点③:外音取り込みは微妙
最後に外音取り込み性能の微妙さが気になりました。
ノイキャン性能はそこそこ高いものの、外音取り込みの品質は微妙です。少し機械的で不自然な感じの外音ですね。
外音を取り込むという目的は達成していますが、自然な外音取り込みを求めている場合はかなり微妙に感じてしまうと思います。
気になった点④:ワイヤレス充電非対応
ワイヤレス充電には非対応のようです。完全ワイヤレスイヤホンは置くだけで充電できるととても便利なのですが。。これは次作に期待ですね。
まとめ
以上。今回はSOUND PEATS様からご提供頂いた完全ワイヤレスイヤホン「H3」のレビューを行いました。
機能面に細かな気になる点はあるものの、音質については特定のジャンルの表現力が高く、特にメタルやHIP-HOP系の重低音が好きな方におすすめしたいイヤホンです。
ただし不得意なジャンルもあるため、できれば店頭で様々なイヤホンと比較しながら慎重にご検討頂くのが良いと思います。
Amazonで使用可能なクーポンコードは以下の通りです。こちらAmazonセールとの併用が可能とのこと。2025年6月2日まで使用することができます。
対象商品:SOUNDPEATS H3 ワイヤレスイヤホン
10%OFFクーポンコード:QOPEOVT7
開始日:2025/05/23 12:00JST
終了日:2025/06/02 23:59JST
最終価格:11,434円
通常価格:15,880円
Amazonリンク先掲載のクーポンと併用すれば最終的な割引は約28%OFFになります。
※最終価格はあくまで目安となります。時期によって変動する場合がございます。
本製品が気になった方は是非、詳細をチェックしてみて下さい。

おまけ:FPSゲームは快適
aptx-Adaptiveに対応しているイヤホンはeppfunのAK8675MaxでFPSゲームができるレベルの低遅延にすることができる可能性があるため、試しに接続してみました。

結果、VALORANTを数試合問題なくプレイできる低遅延性と低位感を得ることが出来ました。
銃声も耳に刺さらず、何より装着性がとても良いので長時間プレイしても快適でした。
程よく強いノイキャンも良いですね。
是非、FPSゲーマーの方にもチェックなさってみて欲しいイヤホンです。


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