筆者は静電容量無接点方式のHHKB Professional HYBRID Type-Sと東プレ REALFORCE R3を所有しています。
どちらもかなり良いキーボードで甲乙つけ難く、両者ともとても気に入っているのですが、両者を客観的に比較するよりもディベートのようにどちらかに寄ってレビューを書いたほうが面白いレビューができるのではと考えました。
そこで本記事ではREALFORCE寄りの視点で、HHKBと比較した時のREALFORCEの良さを述べていきます。
HHKBと比較してREALFORCEのほうが良い理由
アクチュエーションポイント(APC)の設定ができる
アクチュエーションポイントとはキーが何mm押し込まれたら反応するかという感度のことです。
REALFORCEはこのアクチュエーションポイントを0.8mm/1.5mm/2.2mm/3.0mmの4段階から選択することができ、キーボードのショートカットから一括で変更することができます。
ちなみにこれはREALFORCE CONNECTというアプリを使用すれば個別のキーごとにアクチュエーションポイントを設定することができます。
FPSをキーマウでプレイする人などはFPSでよく使うキーを浅く設定して反応を良くし、その他のキーは誤入力を防ぐために深く設定するなど、用途に応じた設定が可能になるのはHHKBには出来ない大きな魅力だと思います。
キー荷重を選べる
HHKBはキー荷重が45gの一択なのに対し、REALFORCEは30g、45g、変荷重の3つから選ぶことができます。
先述したアクチュエーションポイントの変更もそうですが、REALFORCEはHHKBと比較してキーの打鍵感をさらにユーザーの好みに合わせることができる機構を多く備えています。
カスタマイズしたキーマップを2パターン保存できる
キー配列のカスタマイズはREALFORCEもHHKBも両方とも専用アプリを使用することで可能ですが、
REALFORCEはキーマップを2パターン保存することが出来ます。
仕事用の通常配列とゲーム用のカスタマイズ配列など、瞬時にキーマップを切り替えることができる機能は非常に便利です。
これはHHKBには備わっていない機能で大きな魅力です。
フルサイズはやはり便利
やはりフルサイズのキーの多さは便利です。文章だけを打つのであればHHKBでも十分なのですが、仕事でWindowsを使用して頻繁にファイルやフォルダ名を変えたり資料を見ながら数字を打ったりするのはファンクションキーやEscキー、テンキー、Deleteキーなどが独立していたほうが使いやすいです。
HHKBでもFnキーとの組み合わせで色々工夫ができるのですが、キーの組み合わせではなく一撃でやりたいことができるREALFORCEには敵いません。
しかもREALFORCEもHHKB同様にFnキー押下時のキーマップを設定できるため、かなり脳筋なキー配列を作ることもできます。
節電モードからの復帰が楽
地味でありながらかなり便利な部分なのですが、電源キーの位置がキーボードの表面にあるため、節電モードからの復帰が楽です。また、電源ボタン1度押すと復帰できます。
対するHHKBは本体後面にボタンがあるので押しにくく、かつ長押ししないといけないので復帰が面倒くさく、筆者は節電モードをOFFにしています。
節電の観点からも、REALFORCEのほうが優れているといえます。
まとめ
REALFORCEに寄った形でREALFORCEの良さを探すと、REALFORCEがHHKBに勝っている機能を沢山見つけることができて楽しかったです。
ただ筆者は両方とも気に入っており、HHKBに寄った場合でも同じくらいな量の良さを語ることができると思います。
また時間があればHHKBに寄った記事も書きたいと思います。