リモートワークやWeb会議が日常化した今、クリアな音声通話と快適な装着感を両立するヘッドセットはビジネスマンにとって必須アイテムですよね。
そんな中、耳を塞がずに周囲の音も聞き取れる「骨伝導ヘッドセット」という選択肢があります。
今回は、Shokz(旧:After Shokz)の通話に特化したモデル『OpenComm 2』を実際に使用し、その特徴や使い心地を徹底レビューします。
高性能なワイヤレスヘッドセットをお探しの方は是非、最後までご覧ください。
スペック・仕様
スペック・仕様についてはマイナーチェンジや誤植などのリスクがあるため本記事には記載しません。
スペックが気になる方は商品ページよりご確認をお願いします。
良い点・気になる点
良い点
高品位なマイク性能
通話に特化している骨伝導イヤホンのため、マイク性能が非常に高品位です。
また、音のチューニングも人の声が聞き取りやすく設定されているため、相手の声が非常に聞き取りやすいです。
自然な会話が可能
耳を塞がない構造のため自分の声が自然に聞こえます。
カナル型イヤホン(耳を塞ぐタイプのイヤホン)の場合は自分の声が不自然に聞こえ、妙に大きな声で通話してしまい相手に迷惑をかけがちですが、OpenComm2は耳がオープンになるため通常の会話のような感じで自然に通話することが出来ます。
バッテリー性能と充電速度
1度の満充電で16時間の連続通話が可能な程高性能なバッテリーが搭載されています。
しかも満充電に必要な時間はバッテリーが空の状態でもたったの1時間です。
このバッテリー持ちと手軽さは大きなメリットですね。
非常に快適な装着性
耳を塞がないため耳が蒸れず、超軽量のため装着していることを忘れるほどです。
非常に快適な装着性のため、長時間装着しても全く疲れることはありません。
マルチポイントに対応
マルチポイント(2台まで)に対応しているため、「個人スマホ+会社スマホ」や、「会社スマホ+会社PC」のような使い方が出来ます。
ちなみに筆者は「個人スマホ+会社スマホ」で運用しており、普段は個人PCでラジオや配信を流しながら、会社スマホに電話が来た際に瞬時に反応できるようにしています。
気になる点
ミュートボタンとマイクが近い
ミュートボタンとマイクが非常に近いため、ミュートボタンを押そうとすると「ガサガサ」「ゴソゴソ」と相手に不快な音を聞かせてしまいます。
よって筆者はZOOMなどに搭載されているソフトウェアミートを使用するようにしています。
この部分は次作に期待ですね。
マルチポイントの設定方法が少し解りにくい
マルチポイントの設定方法が少し解りづらいです。もう少し直感的に設定できたらいいのになと思いました。
マルチポイントの方法は以下の説明書に方法が記載されています。
充電しながら使用できない
充電中は電源が切れるため、「通話完了後に充電器に戻し、電話が鳴れば再度使用する」という運用はできません。
ただ、1度のフル充電で16時間の連続通話が可能なため、毎日仕事開始前に充電しておけば仕事中のバッテリー切れに困る心配は無さそうです。
音楽鑑賞には物足りないかも
音質的に音楽鑑賞をするには物足りないと思います。特に低域はスカスカですね。逆に配信などの人の声がメインの配信を視聴する場合は非常に声を聞き取りやすいです。
もし音楽鑑賞をメインに使用しようと考えている方は、以下の『OpenRun Pro Mini』がおすすめです。
こちら骨伝導にも関わらず低音がしっかり出力されるため音楽鑑賞でもおすすめできる音質を誇っています。筆者の知る限りでは骨伝導イヤホンの中で音質No.1ですね。
こんな人におすすめ!
・通話を多用するビジネスマン
・現場監督や現場作業員
・在宅ワーカー
・配達員
通話を多用するビジネスマン
通話性能に特化した骨伝導イヤホンのため、電話やオンライン会議などの通話を多用するビジネスマンにおすすめです。
耳を塞がないため同僚や上司の呼びかけにも対応できますし、長時間の会議でも耳が蒸れないのが非常に良いですね。
両手を塞がずに通話ができるため、作業効率もUPします。
現場監督や現場作業員
防水防塵性能がIP55のため、汗や雨などにさらされる環境でも安心して使用することが出来ます。
電話する度に片手が塞がると作業効率も落ちますし、何よりも危険ですよね。
なお、耳がオープンなので騒音下では相手の声が聞き取りにくい場合があります。その場合は耳栓と併用すれば解決できるので、他の骨伝導イヤホンをお使いの方も是非お試し下さい。
在宅ワーカー
個人事業主やテレワークの在宅ワーカーに非常におすすめできます。
テレワークを選択される方は育児などの都合がある方も多いですよね。
OpenComm2は耳がオープンなため赤ちゃんの鳴き声や家族の呼びかけ、来客や配達のインターホンにも反応することができます。
配達員
Uber EatsやAmazon Flexなどの配達員におすすめできます。
耳がオープンなため自転車やバイク、車の移動でも危なくなく、1度の充電で16時間連続で通話可能なバッテリー持ちかつ、通話品質が非常に高いです。
また、軽量で長時間使用疲れず耳も蒸れないため、業務中つけっぱなしでも問題ないと思います。
Bluetooth非搭載のPCの場合は?
デスクトップPCなどでBluetoothが非搭載のPCをお使いの方は、「loop110」というUSBアダプタを使用すれば無線でPCに接続することが可能になります。
出張先のPCでWeb会議をする場合などにも便利ですよね。
ちなみに、loop110とセット販売の「OpenComm 2UC」という製品もあり、別々で購入するよりも少しお得に購入することが出来ます。以下のリンクはUSB-Type Aですが、Type-Cモデルもあります。
Bluetooth非搭載のPCに接続するという観点ではType-Aのほうが汎用性が高いでしょう。
まとめ
以上。今回はShokzの骨伝導ワイヤレスヘッドセット『OpenComm 2』について紹介しました。
従来のヘッドセットとは一線を画すOpenComm 2は、あなたのビジネスライフをより快適かつ効率的にしてくれるでしょう。
集中力向上や生産性向上を求めるビジネスマンにとって、まさに「必携」のアイテムと言えるのではないでしょうか。