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【SHURE SE846】レビュー|10年以上の間、常に最高峰であり続ける王者

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SHURE SE846は米国の大手音響メーカーSHUREが2013年8月1日に販売を開始したフラッグシップのインイヤーモニター(通称:イヤモニまたはIEM)です。

執筆時点で販売から10年以上が経過しているにも関わらず、SHUREのフラッグシップモデルの座に座り続けている超名機です。

購入から5年経過しましたが、筆者は飽きることなく毎日の晩酌のお友にしています。

本記事ではこのSHUREの名機「SE846」について紹介したいと思います。

本記事をお読み頂くことで以下のことがわかります。

本記事を読んでわかること
  • SE846のスペック・仕様
  • SE846を実際に使用して良かった点、気になった点

もしよろしければ是非、最後までご覧下さい。

目次

スペック・仕様

SHURE製品はマイナーチェンジで同梱物がよく変化するため、ブログに内容を記載すると同梱物などの情報が実際と乖離する恐れがあります。

したがって「e☆イヤホン」さんの商品掲載ページへのリンクを以下に貼っておきますので、最新の情報はこちらをご確認下さい。

またカスタマーのレビューなども多く掲載されているため、とても参考になります。

e☆イヤホン商品ページ(外部サイト)

良かった点、気になった点

それでは実際にSE846を使用して感じた良かった点、気になった点を紹介します。

良かった点

まずは良かった点は以下のとおりです。

良かった点
  1. 超上質な低域
  2. 調整可能な高域特性
  3. 強力な遮音性
  4. 超シックな外観
  5. ユーザー数の多さ

それぞれの詳細を以降に述べます。

良かった点①:超上質な低域

SE846はBA4基のドライバ構成で、その内の2基が低域を担当しています。

低域用のドライバーから出力された音はローパスフィルターという10枚のステンレスプレートで生成された4インチ(約10cm)の迷路を通って出力されます。

この長い迷路を通ることで不要な高域が減衰され、非常に純で質の良い低音が出力されます。

よく、サブウーファーが搭載されているようだという評価を目にしますが、まさにその通りだと思います。

SHURE SE846のローパスフィルター
ローパスフィルター

サブウーファーと聞くと、ウーファー族のような重低音を想像されるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。

単純に低音の「量」が多いのではなく、低音の「情報量」が多いのです。

BAとは思えないくらい深く味わいのある上質な低音が出力されます。

良かった点②:調整可能な高域特性

SE846はノズルインサートの交換によって、高域特性を変化させることができます。

フィルターは4種類(第1世代では3種類)あります。

黒色:ウォーム = 高域がやや引っ込んで温かみのある音になります。
青色:ミディアム = 一番バランスの取れたサウンドになります。
白色:ブライト = 高域がブーストされ、キラっとした高域が出るようになります。
赤色:エクステンション = ミディアムとブライトの間です。(第2世代のみに付属)

SHURE SE846のノズルインサート
交換可能なノズルフィルター

Xのフォロワーさんに教えて頂きましたがノズルも別売で購入可能です。(※但し現時点で赤ノズルの別売情報はありません

良かった点③:強力な遮音性

airpods ProやBOSEのQC Earbudsも比較にならない程の遮音能力があります。ライブ用途で使用する場合もこの遮音性の高さは強いです。

通勤時等の雑踏の中でも、世界が音楽だけになるためストレスフリーです。

ただし事故を防止するために自転車に乗る時は使用しないなどの工夫が必要かと思います。

良かった点④:超シックな外観

SE846の拡大画像

これは超主観的ですみません。。見た目がめちゃくちゃメカメカしくて格好いい。

イヤホンに10万円なんて馬鹿馬鹿しいと思っていましたが、この質感なら10万円は妥当だと思えるくらい上質で格好良いと思います。

良かった点⑤:ユーザー数の多さ

販売から10年以上経過しており、かつ人気のイヤホンのためユーザー数がかなり多く、不具合等があってもSNSですぐに情報収集ができます。

使用しているユーザーが多いのは単純に有利ですよね。

次に、気になった点を述べます。

気になった点

気になった点は以下のとおりです。

気になった点
  1. 全体的に音が近め
  2. 機材や音源を選ぶ
  3. 接着部の耐久性

それぞれの詳細を以降に述べます。

気になった点①:全体的に音が近め

全体的に全ての音が近いです。

仕事道具として使用する場合は1つ1つの音を作り込んだり、ノイズを探す用途には非常に向いていますが、全体のバランスを俯瞰する用途には向いていないと思います。

また、良くも悪くも音に惹きつけられるため、作業BGMを視聴するには向かないという声をよく聞きます。(音に惹かれて作業が手につかなくなる)

気になった点②:機材や音源を選ぶ

これは良い点にも入る項目かもしれませんが、感度が非常に高くチープな音源は粗が目立ちます。ノイズもかなり拾うため、聴いてられなくなる音楽や動画配信者などが出てきます。

また品質が低いアンプはホワイトノイズが常時発生していたり、高域が刺さったりするため、良くも悪くも感度が高く色々な物の粗が目立つイヤモニです。

逆に言えば、動画編集時に非常に小さなノイズにも気づけるため、ミックス時に非常に強力なツールとなります。アンプの品質を測る用途にも使用できます。

気になった点③:接着部の耐久性

ハウジングを繋いでいる接着剤が劣化して割れたり黄ばんだりしている画像をよく見かけます。

衝撃や汗、汚れには十分注意して使用する必要があります。

なお、接着面の補修はe☆イヤホンクリニックで数千円で可能とのことなので、部分的な剥がれ等が発生した場合も修理可能な可能性が高いです。ハウジングが開くなどの致命傷になる前に修理しましょう。

以下にe☆イヤホンクリニックのリンクを貼っておきます。

e☆イヤホンクリニック

また、予防としてe☆イヤホンさんのeSiq(エシック)もオススメです。イヤホンにガラスコーティングを施すことで事前に防汚対策や小傷対策を行うことができます。

eSiq紹介ページ

まとめ

まとめ画像

以上。本記事ではSE846のレビューを行いました。

10年間形を変えずに愛され続けるには何かしらの理由があると思います。

もし試聴されたことがなければ、是非試聴して欲しいイヤホンです。

ただ、店頭での試聴環境はバランスノズルのアンバランス接続が殆どだと思うので、
もしポタオデ仲間に所有者がいれば是非色々試させて貰ってみて下さい。

私も色々な知り合いに聴いて貰ってますが、皆の驚く反応を見るのが非常に楽しいイヤホンです。

以上。本記事の内容が少しでも参考になりましたら嬉しいです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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