「IE200」と「IE600」はドイツ発祥の老舗オーディオブランド「ゼンハイザー」が販売するイヤホンです。
ゼンハイザーのイヤホンが欲しいけど、IE200を買おうかそれとも奮発してIE600を買おうかと迷っている人は多いのではないでしょうか?
筆者は今回は両方を長期間使用していて両方の特性を理解しているため、本記事で紹介させて頂きます。
スペック・仕様の比較
スペック、仕様について簡単に比較した表を以下に整理しました。
項目 | IE200 | IE600 |
周波数特性 | 6Hz ~ 20,000Hz | 4Hz ~ 46,500 Hz |
ドライバ構成 | 1DD | 1DD |
インピーダンス | 18Ω | 18Ω |
本体重量 | 4g | 6g |
音圧感度 | 119 dB(1 kHz , 1 Vrms) | 118 dB(1 kHz , 1 Vrms) |
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比較
音質の比較
両機種の音質の比較を比較しました。定量的な測定値ではなく筆者の主観であることはご了承ください。
さすがに10万円と2万円のイヤホンでは音質に大きな差があります。比較してしまうとこうなりました。
唯一IE200に分があるのは「音ヌケ」です。IE600も音ヌケは良いのですが、IE200は他のイヤホンと比較しても群を抜いて音の抜けが良いです。ただ、人によっては「音が軽い」と感じるかもしれません。
IE600は低域もしっかり鳴る上に高域がかなり綺麗で、ホントに1DD!?と思うくらいキラキラした高域を奏でてくれます。
比べてしまうとこうなりますが、IE200が決して悪いイヤホンという訳ではありません。やはり価格の差は大きいです。
装着感の比較
装着感はIE200が良いです。IE600はアモルファスジルコニウムという合金が使用されているため少し重く、肌触りも少しザラザラしています。対するIE200は軽くて質感もサラっとしているため、長時間装着してもストレスを感じにくいです。
ケーブルの比較
ケーブルは3.5mmのアンバランスと4.4mmのバランスケーブルが同梱されているIE600、、と言いたいところですが、純正ケーブルはタッチノイズが多くあまりおすすめできません。
IE200に付属のブレードケーブルは摩擦係数が低く、服に擦れてもスルスルと滑るためタッチノイズが発生しにくいです。また、柔らかい上にクセもつきにくいため非常に取り回しの良いケーブルです。
ちなみに、IE600はBrise AudioさんのIE600専用にチューニングされたケーブルでもう一段階化けます。
過去に記事を書いているで、よかったら併せてご確認ください。
まとめ
以上、IE200とIE600について比較しました。
筆者の意見ですが、もし良い音にこだわりのある人なら「IE600」のほうがオススメです。
やはり価格が5倍違うだけあって、少し次元の違うサウンドを楽しむことができます。SNSで着弾報告したときの反応も断然良いでしょう。
逆に見た目が好きだったり、音に強いこだわりは無いけどなるべく良い音で聴きたいという人にはIE200がオススメです。