「白ガジェットは好きだけど経年劣化で黄ばむのでHHKBの白色は購入を躊躇する」
「HHKBの雪モデルが白いのは最初だけじゃないの?」
「黄ばんだHHKBのキーボードがメルカリで売っていた。新品を買ってもいつかきっと黄ばむんだ。」
HHKBは高価なキーボードのため、買ってから経年で黄ばんだりするとショックですよね。それで本当は白が好きなのに妥協して墨を検討している人は多いのではないでしょうか?
いきなり結論ですが、現行のHHKBは長く使用しても殆ど黄ばみません。
ちなみにこれは雪モデルだけでなく白モデルも同様です。
本記事では何故現行のHHKBが黄ばみにくいのかを解説します。
本記事をお読み頂くことで以下のことが解ります。
- 白いデバイスが経年劣化で黄ばむ理由
- 現行のHHKBの筐体が黄ばみにくい科学的理由
- 現行のHHKBのキートップが黄ばみにくい科学的理由
もしよろしければ最後までご覧ください。

なぜ旧型のHHKBは経年劣化で黄ばんでいたのか
黄ばむのは添加剤やABS樹脂が原因
樹脂が変色するのは主に樹脂に含まれる添加剤が原因です。
具体的にはポリマー以外の「難燃化剤」や「酸化防止剤」などの添加剤が紫外線等と反応し黄ばむことが多いです。
また、ABS樹脂というポリマーが使用されているプラスチックは酸素と反応しやすく、酸素との反応によってABS樹脂自体の構造が変化することで黄ばむこともあります。
特に後者のポリマー自体の構造が変わった場合は後で黄ばみを取ることが困難です。
旧型のHHKBはこのABS樹脂が採用されているため、経年劣化による黄ばみが発生していました。
現行のHHKBが黄ばみにくい理由
現行の白及び雪のボディにはAES樹脂が採用されている

現行のHHKBのボディにはABSではなく、AES樹脂が採用されています。AES樹脂は黄変するような添加物を入れずに整形しているため、紫外線をあてても劣化しづらく殆ど黄ばみません。
現行の白及び雪のキートップにはPBT樹脂が採用されている

キートップには耐衝撃性、耐熱性、耐薬品性に優れたPBT樹脂が採用されており、こちらも黄ばみが殆ど発生しません。またPBTは強度特性が非常に良く、金属に変わる材質として期待されています。
しかもキートップに関しては交換が可能なため万が一破損したりしても安心ですね。
現行のHHKBが黄ばんでいたら?
タバコのヤニや飲食物の油によって黄ばんでいる場合もあります。
その場合は汚れの膜が出来ているだけなのできちんと拭いてあげれば問題ありません。
まとめ
以上。本記事では現行のHHKBが黄ばみにくい理由について解説しました。
本記事のまとめは以下のとおりです。
- 旧型HHKBに採用されているABS樹脂は経年劣化で黄ばみやすい
- 現行HHKBの筐体にはABSではなくAES樹脂が採用されているため黄ばみにくい
- 現行HHKBのキートップもABSではなくPBT樹脂が採用されている黄ばみにくい
本記事の内容が少しでも参考になりましたら嬉しいです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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