「スコスコ、コトコト」
フェザータッチとも言われる静電容量無接点方式の独特な打鍵感で人気の東プレ「リアルフォース」
ひとくちにリアルフォースと言ってもバリエーションの数がかなり多く、「買ったけど静音キーにしとけば良かった。。」など後悔してしまう場合も多いようです。
リアルフォースは決して安い買い物ではないので後悔したくないですよね。
そこで今回は、現行のリアルフォースのバリエーションについて解説し、購入を検討されている皆様が後悔しないためのお手伝いをさせて頂こうと思います。
私はリアルフォースについて「R3」「R3S」「GX1」の3機種を所有しており、それぞれ仕事やプライベート、ゲームなどの用途に応じてバリエーションを選択しています。
本記事をお読み頂くことで以下のことがわかります。
- リアルフォースのバリエーション
- 目的・用途ごとの選択案
- 買ってからでも調整できること
もしよろしければ是非、最後までお読み下さい。
リアルフォースのバリエーション
それでは早速、リアルフォースのバリエーションについて説明します。
モデル:R3、R3S、RC1、GX1
まず、現行のリアルフォースは大きく分けて「R3」「R3S」「RC1」「GX1」の4つのモデルがあります。
以降にそれぞれの詳細を解説します。
R3:東プレのプレミアムキーボード
USBによる有線接続+4台までのBluetoothによる無線接続に対応したハイブリッドモデルです。
キーキャップに最初から耐久性の高いPBT素材が使用され、印字も昇華印刷が施されているため印字の掠れなどが生じにくいです。
現行リアルフォースの中で全部入りの最高峰モデルです。

R3S:スタイリッシュなデザインのスタンダードモデル
R3の廉価版で、こちらは有線接続のみです。
また、キートップも安価なABS素材かつプリント印字のため、キートップはテカリや掠れが生じ易いです。
ただしBluetooth等の機能が無い分筐体がスタイリッシュでとても格好良いデザインです。
無線機能が不要な方はこちらも検討対象になると思います。

なお、後述しますがキートップは別売のPBT素材のものに交換することができます。
RC1:持ち運びに便利な70%キーボード
リアルフォース初の70%サイズキーボードです。
コンパクトで持ち運びも容易なため、外出先のカフェやビジネスホテル等でも作業される方はこちらがおすすめです。

GX1:ゲームに必要な機能が充実したモデル
リアルフォースのゲーミングキーボードです。
アクチュエーションポイントが0.1mm単位で設定可能であったり、ラピッドトリガーやキルスイッチなど、特にFPSゲームにおいて有利な機能が盛り込まれています。

キー配列の違い:JIS配列、US配列
キー配列はJIS配列(日本語配列)モデルとUS配列(英字配列)2種類があります。
一般的なキーボードは日本語配列ですが、キー数が少なくスタイリッシュで特殊文字入力のしやすい英字配列もプログラマー等に人気です。
両者で使い勝手が異なるため、どちらのキー配列を選択するかはあらかじめ決めておきましょう。
サイズ:フルサイズ、テンキーレス、70%
R3とR3Sはフルサイズとテンキーレスが選択できます。
フルサイズはテンキーが付いているため数字入力に便利ですが、デスクスペースを大きく取るというデメリットもあります。
なお、GX1はテンキーレスのみ、RC1は70%サイズのみとなります。
接続方式:ハイブリッド or 有線
R3とRC1は接続方式が有線と無線の両方に対応しています。
R3SとGX1は有線のみ対応となります。
したがって、無線運用を検討している場合はR3かRC1の2択となります。
キー荷重:45g、30g、変荷重
REALFORCEはキー荷重を選択することができます。
一般的な荷重の45g、軽量の30g、変荷重(小指で打鍵するキーのみ30g)の3種類があります。
(※なお、GX1は45gと30gの2種類のみです)
キー荷重については実際に触らないと解らないと思いますので、できれば家電量販店等で触って頂くのが良いと思います。
ちなみに私は30gを好んで使用しています。

打鍵音:標準スイッチと静音スイッチ
キースイッチは標準スイッチと静音スイッチの2つの中から選択することができます。
コストとの兼ね合いですが、職場等他人のいる場所での使用を検討されている場合は静音スイッチがおすすめです。

分割スペースの有無
R3には分割スペースキーのバリエーションがあります。
分割スペースとはスペースキーが2つに分割されており、片方にBackSpaceキーやDeleteキーなどを割り当てることでタイピングがとても楽になります。
もちろん、両方ともスペースキーのままで運用することも可能です。

BackSpaceキーやDeleteキーは多用するにも関わらずキーの位置が遠いため、スペースキーの位置に動かせるとタイピングがとても楽になります。
目的・用途に応じた選択が必要
これらのバリエーションを踏まえて、目的・用途に応じ最適な組み合わせを選択することが望ましいです。
目的・用途ごとの選択案を以下に示します。
業務用途におすすめのフルサイズ
業務では数値入力を多用されると思います。テンキーレスキーボードでも数値入力は不可能ではないですが、やはりテンキーが便利ですよね。
ですので、職場等での業務用途で検討されている方はR3またはR3Sのフルサイズが間違いないでしょう。


文章入力メインならテンキーレス
ブロガーやライターなど、数値よりも文章入力のほうが多いという方はテンキーレスでも良いでしょう。
テンキーレスはキーボードがコンパクトなためデスクを圧迫せず、またマウスまでの手の移動距離が短くて済みます。
文章入力メインの場合はR3、R3SのテンキーレスモデルまたはGX1がおすすめです。



持ち運びに便利な70%
カフェや宿泊先のビジネスホテル等、頻繁に持ち運ぶことを想定されている場合は一番コンパクトなRC1がおすすめです。

ゲームならGX1一択
ゲームならGX1一択でしょう。0.1mm単位でのアクチュエーションポイントの設定やラピッドトリガーの設定、キルスイッチの設定等、特にFPSゲームにおいて強みを発揮する機能が盛り込まれています。
頑丈な金属筐体が採用されているため、キースイッチ・筐体共にゲーマーのハードな使用に耐えうるタフな仕様が魅力的です。

また、GX1はホロライブでもFPSが上手なことで有名な獅白ぼたんさんやラプラス・ダークネスさんのコラボモデルも販売されています。


個人的には卒業した湊あくあさんや常闇トワさん、星街すいせいさんともコラボして欲しかったな^^;
正確なタッチタイピングができる人は30gがおすすめ
キー荷重については好みがあるため家電量販店で実際に触って頂くのが一番良いですが、私の経験上正確なタッチタイピング(ブラインドタッチ)のできる方は30gのほうが負担が少なくおすすめです。
逆にタッチタイピングが出来ない方は30gではタイプミスが増えてしまい使いにくく感じるそうです。
購入後に微調整できること
キー荷重やサイズについては変更できませんが、購入後に微調整できることもいくつかあります。
ここでは購入後に微調整できることについて紹介します。
キートップの変更
PBT素材のキートップが純正品として別売りされています。
カラーバリエーションもあるため、見た目をカスタマイズすることもできます。

ただし、GX1のスタンダードモデルのみ純正キートップが販売されていないため、私はコルセア製のキートップに交換しました。
詳しくは別記事にまとめておりますので、もしよければ併せてご覧下さい。

キーストロークの調整
リアルフォースのキーストロークは4mmですが、専用のキースペーサーを噛ませることで2mmまたは1mmに変更することができます。
標準でキーストロークが深いと感じている方はキースペーサーを噛ませるのがおすすめです。
ちなみに私は2mmのキースペーサーを愛用しています。

まとめ

以上。本記事では現行のリアルフォースのバリエーションについて解説し、目的・用途ごとの選択案を提示させて頂きました。
繰り返しにはなりますが、リアルフォースはバリエーションが多いため安直に決めてしまうと後悔してしまう可能性を多く孕んでいます。
目的や用途に応じて、じっくりと吟味しながら決めて頂くことをおすすめします。
その際に、本記事の内容が皆様の満足するお買い物の手助けになりましたら嬉しいです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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