Bluetoothイヤホンで音楽を楽しんでいる時、満員電車に乗った途端、あるいは人混みに入った瞬間に音がブツブツ途切れ始めてイライラ…
そんな経験、ありませんか?せっかくのお気に入りの曲が台無しになるだけでなく、大事な電話やWeb会議中に途切れてしまったら大変です。
この記事では、特に電車や人混みなど、混雑した場所でBluetoothイヤホンの接続が途切れる原因と、その具体的な対策方法をご紹介します。
混雑した場所でBluetoothイヤホンの接続が切れる原因
Bluetoothイヤホンの接続が途切れる原因は様々ですが、人混みで限定して生じるのであれば『電波干渉』が原因でしょう。
人混みではモバイルWi-Fiやスマートフォンのモバイルデータ通信、Bluetooth通信の電波が入り乱れるため電波干渉が非常に起こりやすく、接続が不安定になりがちです。
つまり、電波干渉に強いBluetooth通信規格の選択が重要になります。
具体的な解決策
人混みで接続が不安定になる場合の解決策には以下の3つの方法が考えられます。
・解決策①:Bluetooth5.0以上の製品を使用する
・解決策②:コーデックをAACまたはSBCにする
・解決策③:有線も検討してみる
以下にそれぞれの詳細を記述します。
解決策①:Bluetooth5.0以上の製品を使用する
この方法が最も効果的な方法です。結論からいうと、Bluetooth5.0以上の製品を選択しましょう。
Bluetooth接続の安定性はBluetoothのバージョンが大きく関係します。
Bluetooth5.0以降で接続の安定性や接続距離が大きく改善されているため、Bluetooth5.0以上の商品に切り替えればそれだけで接続安定性の問題が解決される場合が多いです。
「でも、スペックが見れなくてどれを選べば解らない!」という方は以下の『Anker Soundcore Life P2 Mini』がおすすめです。リーズナブルな価格にも関わらず防水性能やマイク性能も優れており、Bluetoothは最新の5.3に対応しています。
解決策②:コーデックをAACまたはSBCにする
※この策はiPhoneユーザーの方は関係ないため読み飛ばして頂いて構いません。
Android端末の場合、Bluetoothコーデック(Bluetooth音源の圧縮方式)がapt-XシリーズやLDACのようなハイレゾ品質のコーデックに対応している場合があります。
ハイレゾ音源はCDよりも情報量が多いため、それだけ通信量が多くなり接続が不安定になりがちです。
YouTubeなどのストリーミングサービスの音源は基本的にAACで十分なため、AmazonMusicなどでハイレゾのストリーミング音源を聴かない限りは通信量の少ないAACにしておくのがおすすめです。
ちなみに、上記でも紹介した『Anker Soundcore Life P2 Mini』はAACまでにしか対応していないため、何も考えずに接続するだけでAAC接続になります。迷ったらこちらを準備すれば良いでしょう。
Bluetoothコーデックについては以下の記事に詳細を記載しておりますので、よければ併せてご覧下さい。
解決策③:有線も検討してみる
抜本的で極端な解決方法になりますが、有線イヤホンにすれば無線通信そのものが無くなるため、接続の安定性に悩む必要がなくなります。
「でも、スマホにイヤホンジャックが無い!」という理由で有線を諦めている人は多いのではないでしょうか?
最近のスマホはイヤホンジャックの無い物が増えて不便ですよね。。
実は、イヤホンジャックの無いスマホは充電コネクタを利用して有線イヤホンを使用することできます。
iPhone14まで、またはiPhone SEの場合
iPhone14までのiPhoneまたはiPhone SE(ようは、Lightning端子のiPhone)を使用されている場合はLightning端子用の純正イヤホンが市販されているため、こちらを充電端子に接続することで有線イヤホンを使用することができます。
iPhone15以降、iPad、Androidの場合
iPhone15以降やiPadではUSB-Cが採用されるようになったため、USB-C端子の有線イヤホンを使用することができます。
Lightningと比較して製品のバリエーションが多いのが嬉しいですね。
Androidの場合は使用機種がOTG(On-The-Go)接続に対応しているかだけ確認しておきましょう。(最近市販されている機種であればまず大丈夫です)
まとめ
この記事では、Bluetoothイヤホンの接続が途切れる原因と、その対策について解説しました。
特に、電車や人混みなど、混雑した場所で発生しやすい接続の問題に焦点を当て、具体的な解決策をご紹介しました。
本記事で紹介した方法で解決しない場合はイヤホン自体の不具合の可能性も考えられます。ファームウェアのアップデートやペアリングのし直し、初期化なども試して頂き、場合によっては専門家への相談や修理なども検討してみましょう。
本記事の内容が皆様の快適な音楽や通話環境を手に入れて頂く参考になりましたら幸いです。